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記念日シリーズ

海の日

作者: 尚文産商堂

「海の日だよ~」

自宅で、高校2年の井野嶽幌は、双子の姉の桜と夏休みの宿題をしながら、ぐたぁとしながら話していた。

「海の日だな」

幌が簡単に答える。

「ねえ、海行こうよ」

「んなことは彼氏にでも頼めや」

「だって彼氏いないんだもの」

「だったらあきらめたら」

「諦められないんだもん」

遠くで蝉の声が聞こえてくる。

「というか、なんで海行かないといけないんだよ」

「だって海の日じゃんか」

桜はすぐに幌に答える。

「海の日ってのは「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」日なんだ。だから、海の日だから海へ行くっていうのは、ちょっと違うような気がするんだよな」

[注:国民の祝日に関する法律(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO178.html)第2条より抜粋。

なお、海洋基本法(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H19/H19HO033.html)第13条では海の日は「国民の間に広く海洋についての理解と関心を深めるような行事が実施されるよう努めなければならない」と定められています。]

「じゃあご飯にしよう」

桜はあっさりと切り替えた。

「飯かよ。まあ、ちょうどいい頃合いだし作るか」

幌は立ち上がると、桜は目を輝かせた。

「じゃあ、今日は海鮮物で」

「ハイハイ」

呆れながら幌は桜に返事をした。

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