当選キタ~~
結果を待つ俺は、推薦責任者の一之瀬 成海からの電話を待った
推薦責任者は、当選結果を聞かなくてはならないからだ。
10時を回っても電話は来なかった。
「落ちたのか、俺のばら色の中学生活は来ないのか」
次の日テンション低く、今にも自殺してしまいそうな、死んだ目で登校した
部活にも顔を出さずに教室に行った。
きっと誰もいないだろうし
っと、そんな風に考えて、玄関にきたら
「・・・・・えぇ~当選じゃん」
でっかい模造紙に 佐藤拓斗 としっかり書いてあった。
おもわず、大きな声で言ってしまった。
後ろ、左右から、視線が集まっているのは分かった。
「ほら、言ったじゃん 佐藤先輩だって」
誰かが言った。声質からして女の子に違いないだろう。顔が見たいしかしいま見たら、
そんなくだらないことを考えて、しかたなく教室にいった。
教室に行くと、成海とその他友達が集っていた。
「当選おめでとう!!」と成海がいう
「「当選おめでとう うふ」みたいなカンジで言うなよ。ってか何で昨日電話しなかったんだよ」
「メールで送ったよ。お前1日1回はメール見るだろ」
「はぁ~まいいや、ありがとうございました」
朝は俺の話で持ちきりだった。
楽しく会話していると、名前は知らないが学年の先生が俺を呼び出した
「佐藤、生徒会について話がある、来い」
廊下を歩いている最中、この先生の名前はなんだったかなぁ~
とずっと思い、しかし結局名前は出てこなかった。
先生と二人で個室に入った。
なんかいやな、いやめんどくさそうな感じがした