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革命少女  作者: 金澤風龍
1/6

1 役に立ちたい世界が違う!

どうぞどうぞ、よろしくお願いします。

(いつまで続くかな〜?)


う〜ん!ベタ!!

ベタだねぇ!

現在私、生まれたばっかりの赤ん坊になっております!

転生ってやつかな?

よく見る漫画だと視界がはっきりしているのだけど、全然見えないねぇ。

けど、直感的に赤ん坊になった自覚がありますねぇ。

はい!ありがとうございます!!

私、赤ん坊です!

はぁ、ないわー。

ちょっと勘弁してほしいねぇ。

最後の記憶は確か、図書館で一日中勉強して、いつの間にか夜になって……。

そうだ、その帰り道の月と星が綺麗で、思わず祈ったんだ。


『こい願わくば、世界に役に立てる人物にならしめ給え。』


そこから先がないねぇ。

…………。

うぉい!!

何でだよ!

普通、死ぬフラグじゃないよねぇ!

物語的展開に言えば、これから世界を変えていくはずだよねぇ!

何で死んでるの!

いや、確かに転生して物語としては始まったと思うけどさぁ。

ないわー。

せめて、友達ができるくらいにしか考えてなかったのになー。

はぁ、本当に何でー?

とまあ色々考えておりますが、周りに人がいるようでちょっと騒がしいですねぇ。

その騒がしさの一番の原因は私の泣き声のようですが。

生まれて早々なのに、もう既に疲れました。

うーん、寝よ。



月日というのは早いものです。

あれから一ヶ月経ちました。

ようやく、少しずつではありますが目が見えるようになっております。

まだまだ、不自由な体には困っておりますが。

最近分かったことは、どうやらこのお家、なかなかのお金持ちということです。

いろんな人が入れ替わり立ち替わり私の様子を見ているようです。

何と、メイドさんもいるようでして(黒と白は比較的見えやすい)、もしかして小説あるあるかと疑っております。

え?小説あるあるが何かって?

決まってるじゃないですか。

異世界転生ってやつですよねぇ。

魔法に憧れる気持ちはわかりますが、どちらかと言うと、学問を極めたいですからねぇ。

私の感覚で言うと、魔法って筋肉の一種ですしねぇ。

前世で言うところの中国を中心にある、気に似ていますしねぇ。

で、体に意識を向けて確認してみました。

ありましたよ。

何と言うか、感覚的に分かるというか。

多分これが魔力と言うんでしょうねぇ。

はぁ、物理法則を無視するような魔力とかいらないんですけど。

と、言うか。前世では私武道愛好家だったので、少しばかり悲しくなりますよ。

どんなに卓越した剣士でも核爆弾には対抗できないような悲しさ。

まぁ、生まれてしまったものは仕方がないので、色々試してみますか。



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