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スライムの復讐  作者: シエラ
一章
9/39

今回はダンジョンの戦闘少なめですけど次のダンジョンからはもう少し頑張ります…


4/4改稿


門から出て30分歩いたところで『雪景の洞窟』に辿り着く。

ダンジョンの名前の通り、入口は洞窟となっており、中では雪が降り積もっている。地図の説明によると地下に全10層で構成されており、最下層の10層目にダンジョンボスがいるらしい。

普通なら寒さ対策で厚着になり多少動きが鈍くなるが爺さんのローブのおかげでその心配はない。

子供のころから憧れていた世界へ踏み入れることが出来、ワクワクと緊張を胸に探索を始める。


そのまま少し進むと先で角の生えた白い兎がいるのを見つける。どうやら向こうもこちらの存在に気づいたのか走ってやってくる。

推奨レベル100のダンジョンだけあって動きも早くすばしっこく、その勢いのまま突進してくるがそれでもレベル差とスキルのおかげか動きに難なく対応することもできる。最低限の回避に留め、すれ違いざまに一太刀浴びせる。どうやら攻撃が浅かったのかUターンして再度突撃をしてくる。

今度はしっかりと止めを刺すべく回避と同時に斬りつけると今度こそ絶命したのか動かなくなる。

初めてのまともな戦闘。意気込んで挑んだが


(なんか拍子抜けだな……)


まぁ入り口付近のモンスターだから仕方ないかと思い直し解体する。

解体の仕方も村で爺さんから実際に獲物を使い習っている。その時は猪や普通の兎など獣を相手に行っていたから少し勝手は違うが概ねコアがあるかないかの違いだけと聞いていた。少し注意しながらコアと肉と素材とへ分け、スキルで収納しておく。

コアと素材は冒険者ギルドで売却するのが一般的だが今は冒険者ギルドに行くことが出来ない。しかし方法はある。冒険者ギルドは冒険者に登録している人しか買取を行っていないが冒険者に登録している人ばかりが素材を売るわけではない。そういう冒険者以外の人が素材を売却する場所として一番有名なのが商業ギルドだ。冒険者ギルドに比べ、多少買取価格は安くなるがギルドへの登録も不要ですぐに買取をしてくれる。その為、今の俺でも素材を売ることが可能である。


この階層はさっきの兎しか出ないようで途中8体遭遇したがその都度倒して解体を繰り返す。そのまま探索を続けていると次の階層へ進む階段を見つける。


(取り合ええずここまでの道のりは体感的にはおよそ2時間弱といったところか……)


とりあえず合計9体討伐した段階でどれくらいのレベルが上がったか確認してみる。


・イーライ(繧ケ繧カ繧ッ) Lv.135 ランクE

スキル

剣術:Lv3、雷属性;Lv4、成長補正、収納、吸収、擬態


手ごたえはなかったがどうやらレベルが1上がっているようだ。


(2時間でレベル1か……ギリギリだな)


感謝祭まで短く見積もって20日と考えると毎日レベルを8上げればギリギリ300に届く。念のためもう少し余裕を持たせるとなると毎日レベルを10は上げる必要がある。

同じペースで狩りを続けても10レベルを上げるには20時間もかかってしまう。

それにこれは今のペースで上がる前提での話であり、レベルが上がればその分レベルも上がりにくくなる。


(んー、まぁ今回は様子見だし次はもう少しレベルの高いダンジョンに挑めばいいか)


推奨レベル100のダンジョンだが戦った限りまだまだ余力がある。この調子ならまだ上のレベルのダンジョンに挑戦してみるのもいいかもしれない。


(そのためにも魔法の練習をするか!)


ずっと試したくてうずうずしていた。先ほどまでの兎は魔法を使うほどでもなかったから剣術のみで相手をしていたがレベルの高いダンジョンに挑むなら苦戦するはず。

その為にも今のうちから魔法にも慣れておく必要もあるが…


(人間だったときは魔法の適性がなかったから爺さんが教えてくれなかったんだよな)


スライムになってからスキルに雷属性が追加されたが村にいたときは魔法の適性がなく、剣術しか爺さんも教えてくれようとしなかった。


(それでも諦めきれず無駄と分かってても爺さんに強請って使い方を聞いてたな)


過去の自分を懐かしく思いつつ、その時に聞いたことを思い出す。

魔法は適性があれば生まれたときからスキルとして取得しており、スキルがあればその属性の魔法を使うことが出来る。使い方としては主に放出するか纏わせるかの2種類の使い方があり、放出は魔法のイメージでよくあるような手から火の玉などを出すことだ。そしてもう一つは体や剣などに属性魔法を纏わせ、強度や威力などを上げることが出来る。纏わせる属性によって特性は異なり、火なら威力を上げたり燃焼効果を与えるなどがある。


(でも雷属性なんてきいたことないんだよな)


一般的に四大元素の火・水・土・風の属性と神官が使う光属性と魔物が使うとされている闇属性の6つが魔法と言われている。


(まぁ深く考えても仕方ないか)


いつものようにわからないものは後回しにしてとりあえず魔法の練習に努める。

昔爺さんがしぶしぶ話してくれた魔法の放出方法をなぞる。


(スキルを意識しながら魔力を手の先に出す感じで……)


すると手に思いのほか大きな雷の塊が現れる。驚きつつそのまま押し出すイメージで押すと雷の塊が飛んでいき壁にぶつかると大きな穴をあける。


(できた!けど魔法って威力が凄いな……実戦で使うときはもう少し加減しないといけないな)


流石に毎回あの威力では使いどころなども限られてくるほか、MPの消費も激しい。何度か籠める魔力の量などを意識しながら行うとある程度調整できるようになってきた。


(次は纏わせられるかだな)


放出もある程度感覚がつかめたため魔法を纏わせる練習を行う。

纏わせる場合は放出する時とは逆に出すのではなくスキルを意識しながら体に集めるイメージを行うと教わった。体に集めようと意識するがなかなか難しい。なかなか集めるという感覚が掴めず1時間ほど試行錯誤を繰り返してやっと感覚を掴む。何とか体に魔法を纏わせることが出来たが体全体を覆うだけあり、魔力の消費が激しい様だ。一旦解除しポーションを飲みながら次の手順を考える。

身体に纏わせることが出来たら次は武器に纏わせる。

武器の場合は体に纏わせる応用で武器に属性魔法を集めるイメージを行うがこれがなかなか難しい。なんせ自分の体じゃない部分に纏わせるため感覚がなかなか掴めない。その後1時間ほど粘るが成功することはなかった。

体感でしかないがそろそろ夕方近い時間だと思い、今日は一旦切り上げる。

引き返す道中、兎がリスポーンしたのか4匹遭遇したため倒しながら進み入口に辿り着く。


案の定洞窟から外に出ると陽も傾きかけている。そのまま王都に向かい陽が沈み切るまでに門をくぐることが出来た。



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