④
サブタイトルはしっかり話ごとに設定する方がやっぱりいいんですかね?(*'へ'*) ンー
4/4改稿
そのまま小屋に入り、地下室へと降りる。
やっと帰ってきたことで安心したためかどっと疲労感がやってくる。やることはたくさんあるがそのままベッドに倒れこむ。埃が舞って煙たい。掃除をしなければならないなと考えるも今はする気が起きない。
他にも帰ってきたら装備などを確認しようと思っていたがもうそんな元気はない。あの辺りは明日にでもやろうと考え直し、現状の整理をすることにする。
(いろいろあった一日だったなぁ)
タダの自己満足かもしれないがクリスに復讐しようとして返り討ちにあって、そして死んだ。
何故こうして生きているのか。何故スライムになってしまったのか。わからないことだらけだ。
(わからないことといえば冒険者カードの情報も色々と気になる点があったな)
ステータスを見るべく、冒険者カードを取り出して表示させる。
・イーライ(繧ケ繧カ繧ッ) Lv.134 ランクE
スキル
剣術:Lv3、雷属性;Lv4、成長補正、収納、吸収、擬態
さっきの奴ら殺したことでレベルが上がっている。そしてスキルも少し変わっている。
(夢じゃないんだな…それにしてもこの名前の隣の文字って何だ?)
イーライという名前の隣に括弧書きで記されている文字が何かを考える。
すると頭痛と共に、脳裏に映像が浮かぶ。見たことのない世界で少年たちに殴られている場面。多数の魔術師に囲まれている場面。様々な映像が思い浮かぶ。だがイーライとして生きた人生で経験したことも見たこともない場面だ。
「うっ…いったい何なんだ…」
頭痛が酷くなり、思考をいったん止める。
分からないことばかりだがひとつ分かることはあった。
(憎い。)
面識はないはずだが、映像に出てきた人物たちを見ていると憎しみが湧いてくる。イーライがクリスに抱いている想いと同等、もしくはそれ以上に。
(でもこいつらは誰なんだ…?こんな奴ら俺はしらないぞ?)
思い出そうとしても頭痛が酷くなり、思考がまとまらない。
一向に答えが出てこないことは後回しにして他のことを考えることにする。
そこでスキルを一つ一つ確認してみることにした。
・雷属性:Lv4
→雷属性の魔法が使用可能。レベルに応じて威力が上がる。
・成長補正
→神より勇者にのみ与えられる特別スキル。
必要経験値を下げ、獲得経験値を上げる。レベルアップ時、ステータスへの上昇補正。
・収納
→神より勇者にのみ与えられる特別スキル。
異空間へ物資を保管することが可能。保管している物資の時間を止める。
(あれ、確か物理無効があったような…そもそも勇者のスキルが何故?)
スキルの確認を行うも謎が深まる。
勇者というのは確か100年以上前に召喚され、魔王を倒し国王になったとされている人物のはず。その勇者のスキルをなぜ今俺が持っているのか。そもそも勇者が本当にこれらのスキルを所持していたのかも俺にはわからない。
(王都では勇者が建国したことを祝う催しが毎年開催されるって村で聞いたことがあるな、クリスもこれに参加するかもって情報を聞いたし機会があればついでに勇者のことも調べてみるか。それにしても物理無効はどこに行ったんだ?)
たしかスライムで確認したときはあったと思ったが今は代わりに剣術スキルが追加されている。
(スキルでイーライに擬態しているから剣術が追加されているのか?だとすると物理無効はスライム特有のスキルなのか?)
確認のためにスライムに戻る。スライムに戻った状態で冒険者カードを確認してみるとそこには剣術スキルはなく、物理無効スキルが追加されていた。
・物理無効(スライム時に限る)
→スライムボディで物理攻撃を吸収し、無効化する。代わりに魔法耐性が下がる。
やはり、物理無効はスライム特有のスキルのようだ。確認が出来たため、再度イーライの姿になり、身なりを整える。
(スキルの確認はできたがまた謎が深まったな…)
名前の隣の文字、スキルの説明文にある勇者、なぜ自分がスライムになって生きているのか。それと何度も蘇る知らないはずの記憶…考えても今の自分ではわからないことだらけだ。
(とりあえず、直近の目標はクリスに復讐することだな。その為にも明日からレベリングをしながらクリスの動向や勇者などについても情報収集を行うか)
「ある程度行動方針も決まったし、寝るかぁ~」
一日にして様々なことを経験し、流石にもうヘトヘト。また精神的にも疲労しており、そのまま泥のように眠るのだった。
⑤以降も順次修正していきます。




