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スライムの復讐  作者: シエラ
一章
29/39

4/5改稿


「ふう、何とか倒すことができたな…本気で死ぬかと思った…」


実際、前回のハイトロールを吸収していなければおそらく死んでいた可能性が高い。それと定期的に練習していたが成功率がまだ低い剣に魔法を纏わせるということができたことも大きい。

ハイトロールに感謝しつつ、まだ全快じゃない身体を回復するべくポーションを取り出して飲む。

すると残っていた腕の痛みなども多少楽になる。


「さて、とりあえずこいつも吸収しておくか」


今回のようにいつか役に立つ時が来るかもしれない。そう考えてヒッポグリフも吸収してストックしておくことにする。

今すぐに能力を確認してもいいが硬い地面じゃなく早く布団で眠りたい。そう思い、起きた時に確認するとして奥の部屋へ宝箱を確認しに向かう。

宝箱の中には金のインゴットと盾が入っていた。早速スキルで収納しておくがこちらの確認も後回しにしてダンジョンコアに触れて外に出る。


ダンジョンの外は既に薄暗くなっている。しかし今日は満月なうえ、雲一つないため明るく見える。

月の位置からも遅い時間ではないと予想できるが商業ギルドなどに寄っておきたい為、ダンジョンまで来た道を辿りながら王都を目指して軽く駆け足で進む。

丁度城門が見えてきたところで鐘が5つなる音が聞こえてくる。


「無事まだ店が開いている時間に帰ってくることが出来たな」


まだお店が閉まり始めるまで時間もあるため、城門での検問を終え、商業ギルドに向けて歩を進める。

商業ギルドに近づいたところで近くの路地に入り、前回同様、擬態からの御者のおっさんに変身。そのまま商業ギルドへ入り、今回は受付に行かずに解体部屋へ直行する。


「すまない、素材の査定を頼みたい」

「おう、じゃあここに出してくれ」


言われるままに今回の荒蕪のダンジョンで獲れた素材や宝石を全て取り出す。

ウォーグなどは解体を行っているため、ある程度嵩は減っているがそれでも多い。


「おうおう、今回もたくさんだな。じゃあ順に見ていくから少し時間をくれや」


そういわれて手持ち無沙汰に思いつつも査定している姿を見ながら時間をつぶす。


「待たせたな。ウォーグは一体分の素材当り銀貨9枚、キラーアントは解体の手数料を差し引いて一体当り銀貨6枚、ヴィーヴルの素材は一体当り銀貨8枚。宝石の方は全部で大金貨2枚と小金貨2枚ってところだな。それでいいか?」

「あぁ、あんたらを信じてそれでいいよ」

「じゃあ……今回もこれを受付に持って行ってくれ」


おっさんから札を受け取り、受付に持っていき受付嬢に渡す。


「頼む」

「いらっしゃいませ。お受け取りいたします。……はい、銀貨465枚分ですね。金貨も混ぜられますか?」

「大金貨4枚、小金貨2枚、銀貨15枚で頼む」

「かしこまりました。少々お待ちください」


そのまま後ろに行き、すぐに盆に貨幣を載せて戻ってくる。


「では大金貨4枚と小金貨2枚、銀貨15枚になります。お間違いはありませんか?」

「あぁ、間違いない」


枚数の確認を行ってから受け取り収納してから商業ギルドを後にする。

その足で何でも屋に向かい、ポーションを追加補充してから隣の羊亭へ向かう。


「いらっしゃ、イーライ君!おかえりなさい!」


そういってシーナが出迎えてくれる。シェリーたちと話したことで変に意識してしまって恥ずかしく思うもその姿に嬉しく思いバスケットを渡しつつ、返事をする。


「ただいま、シーナ。バスケット今回もありがとう。美味かったよ。今日もシーナのオススメをお願いしてもいいか?」

「お口にあったならよかったです!オススメですね!飲み物はミードでいいですか?座って待っていてください!」


そういいながら奥に消えていく。少し待っているとシーナが料理をもって来てくれたので食べ始めようとしたところで紙を差し出してくれる。


「建国祭の武術大会まであと10日ですがシード権のある人をメモしておきましたのでまた見てくださいね!」

「何から何までありがとうな。あとで確認させてもらうよ」

「いえ、私も一緒に回れるのを楽しみにしてます!忘れないでくださいね…?」


上目遣いでこちらを見てくるシーナに対して可愛く思いながら返事をする。少し前まではレーナに対して後ろめたさなどもあったがそれも徐々に薄れてきてしまっている。


「あぁ、俺も楽しみにしているよ」


そんな会話をしながらご飯を食べ終えお代を払って後にする。

そしてそのまま部屋に戻り、手早く装備を外したらそのままベッドに倒れこみ、久しぶりの布団の柔らかさに包まれてそのまま意識が遠くなっていく。




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