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スライムの復讐  作者: シエラ
一章
26/39

4/5改稿


シェリーとの恋バナ?をしていると時間になったようでダンを起こす時間になった。俺はまだ少し気まずい為、シェリーに起こすのを任せて俺は焚火の後始末などを行う。

そのまま各々探索をする準備を行い、整ったところでシェリーが話しかけてくる。


「本当に私たちと一緒に探索しないの?」

「ああ、俺は別行動させてもらうよ。助けてもらったのにまともな礼もできてなくて申し訳ない」


ダンを起こす前に一緒に探索をするかと誘われたがダンたちのレベルは300を優に超えており、実力差が大きい。足手まといになるのも申し訳なく思い、断ることにした。それと同時に一層目で狩っていたモンスターの一部をお礼代わりにシェリーたちのアイテムボックスに譲渡もしている。


ダンもあれ以来、気まずいのか少し距離を空けて遠慮しているようにも見える。

流石にこのままだとダメだと思い、別れ際にこちらからダンに話しかけることにする。


「ダン……その……感情的になって悪かった。ダンが言ってたように少し考えてみるよ」

「…!あぁ!俺も悪かったよ。今回はここでお別れだが建国祭が終わるまでは王都にいることもあるからまた遊びに来てくれよ!」


最初はびっくりしたような顔をしていたが笑顔で答えてくれる。そして今泊まっている宿の場所と名前も教えてもらった。


「俺もダンジョンに潜ってることが多いだろうが帰った時は遊びに行かせてもらうよ。シェリーもありがとな」

「いいのよ~シーナちゃんのこともしっかり考えてあげなさいね!」

「おう!その時は酒でも飲んで3人で話そうぜ!じゃあまたその時まで元気でな!」


そしてそれぞれ別の方向に分かれて2層目の探索を始める。


1層目と違い2層目はすこし薄暗い洞窟のようになっており、出てくるモンスターは1種類しかいない。しかし、この階層こそがこのダンジョンに冒険者がたくさん来る理由でもあり、1種類しかいないモンスターを狩るためにこぞってやってくる。


そしてそのモンスターが丁度目の前からやってくる。ヴィーヴルという名前で見た目は大人の人間よりも大きな翼の生えた黒いトカゲのように見えるが額の一部が特徴的で光り輝いている。

そう。この額の部分には宝石が埋まっており、冒険者がこぞって狩りに潜る理由でもある。


個体のサイズなどによっても宝石のサイズは変わり、ほとんどの個体が様々な宝石をつけている。そして時たまダイヤモンドをつけている個体がいるらしく、その個体の持つダイヤモンドを求めて一部の冒険者が躍起になっているのだ。


「丁度向こうから来てくれたことだし戦ってみますか」


レベリングもできてお金も稼げる絶好の相手。先制攻撃にと魔法を放つも距離があるためかあっさり交わされてしまう。しかしそれもある程度予想はしていたこと。剣を構え直してヴィーヴルとの距離を詰める。

ヴィーヴルも近づいてきたこちらを爪でひっかくべく腕を振り上げてくるがギリギリ躱す。そのまま斬りかかろうと剣を振り下ろしたが――


「がはっ」


いきなり背中を何かに殴られたような衝撃が襲った。完全な不意打ちにガードはできず、もろに食らってしまい大きく体勢を崩してしまったところへ再びヴィーヴルが近づいてきて噛みついてくる。

必死に体を動かし何とか剣を構えて口との間に挟むことで防ぐことができたがこちらは体勢を崩しており、思うように力を籠めれない。じわりじわりとヴィーヴルの顔が近づいてくることに冷や汗を流すもこれだけ距離が近ければ外しようがない。口の中めがけて魔法を放つ。

流石のヴィーヴルも鱗に覆われていない体の内側を攻撃されてはひとたまりもないようで攻撃を食らった一瞬はビクッと動いたが今は白目を剥いて動かなくなった。


「危なかった……それにしてもさっきの攻撃は何だったんだ」


そう思い、周りを見回すもやはり他に敵はいない。


「やっぱり他に敵はいないか。となると……」


ヴィーヴルの長い尻尾に目を向ける。爪と胴体を避けて斬りかかろうとしたため、尻尾までは見えていなかったが恐らくこの尻尾からの攻撃だったのではと思う。


「次からは尻尾にも気を付けるか……それはそうとこのヴィーヴルは何をつけているのかなっと」


早速、宝石を確認するべくヴィーヴルの額を見ると多面体の褐色をした石が埋まっている。ナイフで宝石を切り取り、ヴィーヴルと『収納』して確認してみるとどうやらガーネットのようだ。

ダイヤモンドじゃないことに少しガッカリしつつも先へと進むことにする。



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