はじめての体験
これからようやく冒険していきます。
(てか、なんで字を読んだり、言語が理解できて
るのだろうか。全然違う文字だし、喋ってる時の
口の動きも違うし。)
と考えながら、歩いて町からでた。
出る前に門番の人にだいたいの道を聞いたから何とか道を進んでいた。
そうしている内に、進んでいる道沿いに犬のような顔をした人型のモンスターが2体いた。
(あれがコボルトだな、門番が教えてくれたモンスターと一致している。とりあえず機関銃と直接照準眼鏡を装備して射撃してみよう。)
眼鏡で照準し引き金を引くと、゛ババババババン゛と響き渡る。
一応曳光弾も入れていたので弾道が確認できた。
6発で2体のコボルトに命中し、1体はヘッドショットで即死、もう1体は胴体に命中しもがいていた。
近寄り、9㎜拳銃でとどめをさした。
(対して嫌悪感とか罪悪感とか何もないな。昔は血を見ただけで気持ち悪かったのに。それもないし。)
モンスターは消えたりせずに剥ぎ取ったりしなきゃないみたいだな。
(何も聞いてこなかったけどどうすればいいんだろう。)
と、考えていると町の方の道から冒険者のような装備をした女の人がこっちに向かってきた。
ビキニアーマーのような装備で防御力を無視しているような装備であった。
「すいません、そこのお姉さん、ちょっと聞きたいことがあるんですが?」
と尋ねると、怪訝な態度で
「何?ナンパか何か?忙しいんだからお断りだよ。」
「違います、ギルドから受けたモンスターを倒したんですが、どうすればいいんですかね?初心者でわからなくて。」
「そんなんで冒険者やってんの?もっと調べてからでてきな。
とりあえず、倒したモンスターはあんたの身分証に登録されるからギルドに提出すれば大丈夫だよ。あとモンスターには核があるの、だいたい心臓がそうよ、モンスターの大半は核で生きているの。とってみるね。」
と、ナイフをコボルトの胸にあて切り裂いていくと小さい六角形の形をした青い物体がでてきた。
「これを取るとモンスターが消えてドロップアイテムを入手できるわ。絶体手に入る訳じゃないから気をつけてね。
あとこの核はギルドに渡せば買い取ってくれるの。大きさと、色で値段が決まるの。色はクリスタル、金、シルバー、黒、灰、白、赤、青の順で高い、虹色に輝く物もあるらしいけど、そういうのは動けば災害になるクラスのモンスターでもでないらしいわ。」
今回は核だけ出てあとはドロップはしなかった。
(とりあえずあと10体くらい討伐してから帰るか。)
女冒険者と別れて、森の方に進むと草むらからコボルトが槍で襲い掛かってきた。
「くっそ、全然気付かなかった、なんとか前回りで避けれた。とりあえず、チョッキは外して短機関銃で掃討だ!」
武器を召喚して射撃するとコボルトは装備していた盾で防御した。
しかし、弾丸を防ぐことが出来ず貫通しコボルトに当たった。倒れたところを追い討ちし、何とか倒せたが更に三体のコボルトが出現した。
(これはヤバい、手りゅう弾と目の前に軽装甲車を召喚し、盾にしながら手りゅう弾を投げよう。)
突然出現した軽装甲車にビックリして立ち止まったところを手りゅう弾と短機関銃で倒すことができた。
例にならって核を取ると1体から赤の核と牙が二本落ちていた。
(あとは青の核だけど一応収穫はあったな。初日だしこれで帰ろう、疲れた、軽装甲車もあるしこれで帰ろう。)
エンジンを掛け元来た道を帰った、一応驚かれないように町の近くで車から降りて門を通った。
門番からはもう心折れて帰ってきたかと言われたが得意の愛想笑いで素通りしそのままギルドに直行した。
ギルドは先ほどと同じように静かでギルド孃も同じだった。
「すいません、クエスト達成しました、確認お願いします。」
「もうですか?初めてにしては早いですね。それでは確認するので身分証とあと核などの換金物があれば出してください。」
素直にポケットに入れていた核と牙を出した。
「すごいですね、赤の核があるなんて2クラス上から良くでるんですがこの初心者のクラスではなかなかでませんよ。
とりあえず、クエスト完了の3000レクと換金分の核14000レクです。内訳は赤が10000で他が1000レクです。あとこのコボルトリーダーの牙の10000レクです。」
全部で27000レクか、あまり相場とかわからないから、ちょっと町を見て回ろう。まだそんな遅い時間じゃないし、色々見よう。とりあえず最初は宿だな、ギルド孃に聞いてみるか。
「すいません、ここら辺で初心者が泊まれる宿を紹介してもらえませんか?」
「それなら隣の建物のギルドの宿を利用してください、下は酒屋で上が宿屋になってます。値段もお手頃で一泊500レクです。
中堅クラスくらいまで泊まってますよ。面倒ごと厳禁なんで気を付けてくださいね。」
「ありがとうございます、また明日来ますね。」
お礼を言って外にでて隣の建物に入ると、そこはテンプレ通りの騒がしい酒場があった。
受付まで行くと、いらっしゃいませ。泊まりですか?と言われたので
「そうです。とりあえず10日くらい滞在したいのですが。」
「わかりました、宿泊代は5000レクです。宿泊代に朝食が付いてきます。あとの食事は実費でお願いします。体を洗いたい場合は外にある水浴び場か向こうに見える生活魔道士に50レク払えばクリーンしてもらえます。」
「わかりました、荷物だけ置いて外を見て回っても大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ、鍵だけ掛けて無くさないようにしてください。」
「わかりました、ちょっと行ってきますね。」
と鍵を貰い荷物を置こうと思ったけど何も持っていないのでそのまま外にでた。
(とりあえずぶらぶらしますか、下着は一応装備で取れるし、タオルと石鹸とか雑貨を見て後は…見て決めるか。)
少し見て回っていると武器や防具が売っている店へと来た。
(一応チョッキもあるし、脚や腕をガードできる
物だけ見ようか、武器も今んとこ銃はあるし大丈夫だよね。)
店に入ると、お姉さんが受付をした白を基調とした清潔な店で、ズラリと種類ごとに陳列されていた。
値札は100レクから値札がつけられていないものまでたくさんあった。
「いらっしゃいませ、どういったご用件ですか?」
「えーと、足の脛に付けれる攻撃にも転換できる防具と手に被らない腕の防具欲しいんですが。」
「値段は1500レク~あるんですが、値段は指定ありますか?」
「じゃ二つで10000レク以内でお願いします。」
「わかりました、ではまず脚部の防具から見ていきましょ、お客様の格好からすると軽装だと思いますのでそれらを重点に紹介します。」
「わかりました、それでお願いします。」
レッグガードが沢山あるコーナーに来ると
「お客様にはこの防具がオススメです、このスカウトレッグガードは軽い金属で、とても丈夫です。値段は5000レグです。」
それは黒の足首から膝まで覆う、コルセットみたいなで触るとプラスチックのような素材だった。
「とても丈夫そうには見えませんが大丈夫ですか?」
「試しに拳で叩いて見てください。」
「はぁ、わかりました。」
(壊しても大丈夫なの?これ?)
勢い良く殴ってみるとごきっと音がして拳が砕けるような音がした。
「いってー!急に固くなった!」
「そうです。ある程度の力が働くと固くなる様になっています。形状変化と記憶もあるので脱ぐと元に戻りますがある程度変形しても大丈夫ですし、動く時にストレスにもなりません。あ、ヒールしておきますね。」
と、温かい光が拳に当たると拳が治癒した。
(良かった、これ完全にヒビはいってたし、しかも完治したみたいだ。すごい、やっぱり治癒魔法は使いたいよね。)
「あの、治癒魔法ってどうやったら使えるようになるんですか?」
「白魔道士の職業になれば覚えることができます、私は今この店の受付をしていますが元々白魔道士でした。
この店は冒険者を引退したときに初めました。治癒魔法もとても重要ですが治癒魔法を使わないようにするにはやはり防具と武器が必要なんです。だから私は今この店を営んでおります。」
「たしかにそうですね、ではこのレッグガードをください。」
次に腕に装着できる同じシリーズの防具を購入した。こちらは短剣をつけることができる物であった。
「全部で丁度10000レクです、あとサービスで手入れ布とクリームをつけて置きますね。こまめに手入れをすることによって100%の性能を引き出せますのでこまめに手入れしてくださいね。」
「ありがとうございますね、またきます。」と店を後にした。
(とてもいい買い物ができたと思うしまた来て買い物をしよう。)
また探索していると、檻が描かれている看板の店が目に入った。
(檻?ペットでも売ってるのかな?向こうの世界でも実家でダックス飼ってたし見に行ってみよう)
店内に入るとそこには、色々な種族の人間が檻に入って並べられていた。
(え?まさかここって奴隷商ってやつ?やば、出よう。)
と急いで外に出ようとすると
「お、お客さんいい奴隷が入ってますよ、見ていってくださいよ。買わなくてもこれからの参考に紹介しますよ?」
「はぁ?なら少し見ていきたいと思います。」
これが彼女との出会いに繋がるとも知らずに。
なんか章の切り方って難しいですね。あと行き当たりばったりで書いてるので矛盾とか誤字脱字あります、指摘お願いします。