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僕には、人に言えない秘密がある。  作者: ねこた まこと


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プロローグ


 健人くんと仲直りしてから一週間が経ったある日。冬休み最終日で特にやる事がない僕は、部屋でゴロゴロしながら、とある雑誌を読んでいた。


「ふーん、こんな着方もあるんだ。あっこの服可愛い」



そう僕が読んでるのは、ファッション雑誌だ。

 本音じゃなかったとはいえ、健人くんに言われたあの言葉で、自分に似合うファッションの研究をした方がいいかと思ったんだ。

また似合わないって言われちゃうと悔しいからね。

 それにしてもファッション雑誌って、侮れない。

服の着こなしからメイクの仕方やヘアアレンジのやり方まで載ってるんだよね。

メイクは、恐くてまだチャレンジしようと思わないけど、ヘアアレンジは、出来そうかな?

 そういや、この前買ったヘアアクセサリーがあったよね。

僕は、机の引き出しを開けると、シュシュやヘアクリップ等を取り出し、机の上に並べる。


「いつも一つに括るだけだからな。二つに分けて結ぶのもありかな」


 鏡と雑誌のページを見ながら、櫛を使って髪を二つに振り分けて、編み込みにしてみた。


「なんか似合わない」


 数分後。悪戦苦闘しながら挑戦した編み込みなんだけど、結果から言うと失敗だ。

自分で言うのもなんだけど、幼く見えてしまって、中学生に見えないし、そもそも可愛い過ぎる。

これこそ、健人くんに見られたら、『似合わない』って言われちゃうな。

これなら、いつもの括り方のが良いかな?


「どうしたもんかな。あっこれならいいかも!」


 僕は、髪からゴムを外すと、再び、鏡と雑誌に奮闘した。


「これなら似合う」


 鏡に映る僕は、後ろで高い位置に括ってる。なんか馬の尻尾に見えるな。

ようするに、ポニーテールなんだけど。


さっきと違い、ちゃんと中学生に見えるし、健人くんに見られても平気だ。

 明日学校に行った時、どんな顔するかな?

きっと驚くかな?と色んな想像する僕なのだった。



 










これで完結となります。ありがとう御座いました。

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