休み明けテスト
今日から 二学期。僕は、登校日以来、約2週間ぶりに、制服 丸襟のブラウスと紺のプリーツスカートに着替えた。
今日は始業式の後、テストがあるんだよね。中間や期末だけでも面倒くさいのにさ、夏休み明けにまで、わざわざテストしなくてもいいと思わない?
まぁ出題範囲は、夏休みの宿題からなんだけど、二学期の成績にも反映されるらしい。
学校へ行くと どことなくピリピリしてる。当然だけど、夏休み中の出来事を楽しく話すって雰囲気じゃないな。
そんな中、この世の終わりのような悲壮感を漂わせてる女子生徒が一人。言うまでもない、唯花だ。
僕を見ても、『この世の終わりよー』
と言わんばかりの顔だ。
「 お早う ミズキ 勉強した?」
「まあ 一応やった。宿題を 見直すぐらいだけど」
「私は、それどころじゃなかったわよ! 宿題ためこんだ弟どものせいで、昨日まで 宿題手伝わされたのよ〜」
「大変だったね。でも、まだ少し時間あるから、宿題見直せば」
「そうね!人間最後まで、諦めない事が大事よね!」
と、唯花は、猛然と夏休みの宿題で出された問題集やプリントの束を、めくり始めたのだった。
―――
「初め」
先生の合図と共に問題用紙が捲られる。
「これって」
思わず声に出しちゃったけど、テスト中だった。どっかで見た事のある問題だよ。あっこれも。なんだ、楽勝じゃない。唯花も多分大丈夫だよ。
放課後、唯花と帰りながら今日のテストについて話していた。
「 テストの問題さ、 問題集やプリントまんまだったね」
「 うん 池谷先生の宿題真面目にやってたら 出来るって本当だったね」
「焦って損したじゃない」
「でもさ、友達の丸写しとかして なおかつ勉強してなかったら キツイよね テスト 夏休み遊び呆けてちゃダメって事だね」
「 それは、そうかも。学校もそこ狙ってるのかね?」
「さあ? 」
学校の狙いはともかく、宿題は真面目にやるのは、大切なんだね。




