出会い
公園に行った俊。そこで出会ったひとは・・・・
「あ、あの。隣座ってもいいですか・・?」
僕は緊張しすぎていて話しかける前に相手の顔を見ていなかった。僕は相手の顔を見る。そこで僕が目にしたのは、僕と同い年くらいの女の子だった。
「ええ。いいですよ。」
あれ、意外と優しいもんだ。僕の同い年の女子のイメージは”イケメンにしか興味なくて、僕みたいな帰宅部には隣に座られたくもないと思ってる”と、そんなとこだった。
「あ、ありがとうございます・・!」
まずい、変に力が入って入った。ああ、絶対きもいって思われたわ。
そんなことを思いながら15分くらい静かな時が流れた。僕にはこの空気が耐えられなかった。そりゃ話すのは苦手さ。それでも、この空気よりはましだ。そんなことを心の中の僕と話した。会議の結果、相手に話しかけることに決定。よし、気合をいれろ!
「あの、この公園にはよく来るんですか?」
明らかに盛り上がる要素のない質問をしてしまったと、言い終わってから後悔する。でも、これが僕の精一杯なんだ。勘弁してくれ。
「はい。よくこのベンチに座ってますよ。あなたは良く来るんですか?」
おお!話をつないでくれたぞ!おっと、感動してる場合じゃない。返事をしなきゃ。
「いや、実は今日が初めてで。普段、あんまり家から出ないんです。」
あ、またきもいこと言った。何やってんだ俺。ん?なんでさっきまで僕ってよんでて、いきなり俺に変わるかって?そんなのは適当だよ。使い分けてるんだ。そんなことより、僕は今大失態をおかした。引きこもり発言をしたのだ。
でも、返って来た返事は予想だにしないものだった。
「そうなんですね。私と一緒だ。まあ、私の場合は家じゃないんですけどね。」
ん?家じゃない?家以外にどこかあるのか?僕には見当がつかなかった。 つづく。
家ではなくどこなのでしょうか?
それは明日、明らかになります!