なんじゃこりゃ?
から揚げが美味かった。
そして、満腹感にひたってた時に、ソイツは来たのだ。
しかも、俺が良く知る人物が・・・。
屋上の扉を勢い良く開けて登場した。
いまどき、フルフレームの眼鏡をかけている。
ハーフフレームや、TWOPOINTなら理解も出来るのだが・・・。
「なんで、アタシじゃダメなの?」
そう言った。
この乱入者は『睦月 瞳』幼馴染とは言えないが中1からの付き合いでもある。
この子も非常に可愛い。
ファンクラブがある。
身長は150にも満たないのだが、♀の匂いはプンプンする。
それが、今俺に問いかけているのだ。
訳が分からないが
「ちょっと落ち着こう」
と言ってみる。
「死んじゃえーーーー。このオタンコナスーーー」
と言ってきた。
咄嗟に構えたのは、五月だった。
俺の目の前に立ちはだかった。
多分、睦月はそれを払い避けるようにしたかったのだろう。
びっくりしたことに『右手にカッター』が握られてた。
それを視認した俺は五月を右に突き飛ばす。
そして、そのカッターは俺の首の左動脈を切った。
擬音にするなら「プシャー」だろう。
そして、睦月は言った。
「私、こんなことするつもりじゃなかった・・・」
と。
そして、フェンスを乗り越えて自らの身を投げた。
「守れなかった・・・。」
それを追うように、五月も飛び降りた。
そして、2人とも死んだ。
薄れいく意識の中で聞いていた。
なんで、こんな結末になったのだろう・・・。
そして、俺はまた不思議な空間にいた。
聞きなれた声が聞こえる。
「またぁ、死んだのですね?」
首に熱さが走る。
そうだ、俺は首の動脈を・・・。
「は~い。STOP」
「?」
「それ以上を考えてはいけません。」
「何を言っている?」
「なるべくして、そうなったのですよ?」
「は?」
「心配しなくても、分かりますよ。」
「俺は、お前の名前すら知らない。」
ふむ。という顔をして言った。
「私は、あえていうなら『ソフィ』ですかね?」
「本名か?」
俺は聞く。
「あはは、名前は元々ないのですよ?アナタの記憶から名づけました。ぶっちゃけ、なんでも良かったのですけど。」
「ソフィ、何で俺は死ねないんだ?」
「たいきょく図って知ってますか?」
「勾玉が反対に向いてるやつだよね?」
「正解でーす」
「それと、今の俺の関係は?」
「今のアナタは、知らなくてOKでーす」
そして、目覚めた。
なんか、嫌な感じを覚えた。
またしても、ベッドだった。
非常に違和感があるが学校に行った。
日付は1日後だ・・・。
道中に瞳が『偶然』合ったらしく、左腕に絡み付いてきた。
「すっごい偶然だよねー」
と、言っていたがもちろん絶対に有り得ない。
意図的だろうw
そして、次の曲がり角で『パン』を口にした女が走ってくる。で、、ぶつかる。
(ありえねーーーーと、思ったが口には出さなかった)