ふわふわの光、夢の続き
朝の光がカーテンの隙間から柔らかく差し込む。
天然少女のほのかはまどろみの中で目を覚ました。肩にはルゥがいない。
「……あれ?」
小さな声が漏れる。夢……だったのかもしれない。昨夜の屋根の上、路地裏の冒険、橋の上で舞った光……すべてが鮮やかに蘇るけれど、現実の部屋には街の影もシャドウもない。
ほのかは布団の中で小さく身を丸め、窓の外を見やる。
朝日に照らされた街は、昨日の夜とは違って穏やかで、少し切なくも温かい光に包まれていた。
「でも……なんだか、心がぽかぽかする」
小さく笑うほのかの肩で、ふわりと小さな光の感触が蘇る。夢の中で肩に乗っていたルゥの羽の感覚――それは夢でも確かに温かく、心を包み込む優しさだった。
机の上には、昨夜の夢の中で見た光の羽のように、ふわふわと輝く小さな羽が置かれている。
「ルゥ……?」
呟くと、光は微かに揺れて、朝の光と混ざり合う。天然少女はそっと手に取り、胸に抱きしめる。
窓の外の街のざわめきが、今日も始まろうとしている。
ほのかは深呼吸し、小さく目を閉じる。
「夢だったかもしれないけど……私、あの光を、みんなとの冒険を忘れない」
ふわふわの羽を胸に、天然少女の心は少しずつ現実に戻る。
でも夢の中で感じた勇気や仲間たちとの絆は、確かにほのかの心の中に生きている。
「今日も……私らしく、頑張ろう」
光が揺れるたび、ほのかの胸に小さな希望が広がる。
たとえそれが夢の中の出来事でも、心の奥の輝きは現実に残り、未来へと繋がっていく――
ほのかは肩でルゥの温かさを感じながら、ふわふわの光を胸に抱き、静かに微笑んだ。
窓の外の街に朝日が差し込み、街は今日も目覚める。
天然少女の心には、夢の中の冒険と希望がそっと寄り添い、星空の向こうに続く奇跡のように輝き続けていた。




