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花びらの中の、ふわふわの約束
午後の校庭、春風が花びらをゆらりと揺らす。
ほのかは肩にルゥを乗せ、ベンチに腰掛けて静かに息を整えていた。
天然少女の心は少しドキドキしつつも、胸の奥で温かいものを感じる――それは仲間との信頼や絆の証だった。
「ルゥ……今日も誰かを守れるかな」
「もちろんだよ、ほのか。君の光があれば、みんな安心できる」
光の羽がふわりと舞い、ほのかの周りで小さな虹色の輝きを作る。
天然ほのかの心と光が、そっとリンクした瞬間だった。
ベンチの隣には、美桜がにっこり笑って座っていた。
「ほのか、今日も一緒に頑張ろうね」
「うん、ルゥと一緒に……ね!」
二人の手元で光がそっと踊り、花びらの中でふわふわと輝く。
「ねぇ、これからもずっと一緒に……」
ほのかの小さな声に、美桜も頷き、微笑む。
「うん、ずっと一緒だよ」
風に乗って舞い落ちる花びらが、三人の間に柔らかい空気を作る。
天然少女の光は、小さな奇跡を生み出し、仲間の心をそっとつないでいた。
ほのかは胸に手を当て、じんわりとした温かさを感じる。
「私……天然でも、ドジでも、みんなを守れるんだ」
その思いが、ほのかの胸の奥でゆっくりと輝き始める。
春風と光、ふわふわの花びらの中で生まれた約束――
今日も天然少女の魔法は、そっと世界を優しく照らしていた。




