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朝日に染まる、小さな決意
朝の光が校庭をオレンジ色に染める。
ほのかは肩にルゥを乗せ、少し眠そうに深呼吸をひとつ。
天然少女のほのかは、まだ少しぼんやりしながらも、胸の奥で小さな決意を抱えていた。
「今日も一日、頑張ろう……」
ルゥの光がふわりと揺れ、ほのかの肩で小さく反応する。
「うん、ほのか。君の光があれば、どんな一日でも素敵になるよ」
天然でも、ドジでも、ほのかの光は確かに周りを照らす――
そのことを、彼女は少しずつ実感していた。
校庭の隅で、クラスメイトの美桜が手を振る。
「おはよう、ほのか!」
「おはよう……うん、今日もがんばるね」
ふわりと舞う桜の花びらが、二人の距離を優しくつなぐ。
今日の任務は、前より少し難しいシャドウの出現。
でもほのかはロッドを握りしめ、天然な自分の心を信じる。
「よし……私、やっぱりやれるはず!」
光の粒がほのかの手のひらで踊り、まるで応援してくれているかのように輝いた。
朝陽に染まる校庭、ふわふわの光、そして小さな勇気――
天然少女の小さな決意は、今日も静かに、でも確かに世界を少しだけ明るく照らしていた。




