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星降る夜、秘密の光とささやき
夜の街は静かで、星がふわりと瞬いていた。
ほのかはルゥと一緒に、街外れの小さな公園を歩く。
風が髪を揺らし、樹々の間を優しく通り抜ける。
「ルゥ……今日もシャドウは出るかな?」
「どうだろうね。でもほのかがいれば大丈夫だよ」
天然少女のほのかは少しドキドキしながらも、肩のルゥに笑いかける。
ふと、公園のベンチに光がふわりと漂った。
「……え、なにこれ?」
小さな光の粒が、ゆらゆらとほのかの前で舞う。
ルゥが小さく笑った。
「ほのかの力だよ。君の光が反応してる」
その瞬間、遠くで小さな影が揺れる。
「シャドウ……だ!」
ほのかは心の奥で小さな勇気を振り絞り、ロッドを握りしめる。
天然だけど、決して臆さない。
光の羽がふわりと弾け、シャドウに触れる。
「え……!?また、倒せちゃった……?」
「うん、偶然じゃないよ。ほのかの心が光を呼んだんだ」
ルゥが微笑む。
ほのかは胸の奥でじんわり温かいものを感じた。
天然でも、ドジでも、誰かを守れる――その小さな確信が、彼女をさらに輝かせる。
「ルゥ、私……これからももっと強くなるんだ!」
「うん、その気持ちがあれば、どんな夜も乗り越えられる」
星降る夜、秘密の光とささやきが、ほのかとルゥの絆を優しく包み込む。
天然少女の魔法は、今日もそっと世界を照らしていた──。




