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天然☆彡少女  作者: 櫻木サヱ
春風の中、ほのかの揺れる光
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街角にひらめく、天然の、ひとしずく

春の午後、街角には柔らかな陽射しが差し込み、花びらが風に揺れて舞っていた。

ほのかはルゥを肩に乗せ、のんびり歩きながら小さな買い物をしていた。


「ふわぁ……今日も平和だなぁ」

「ほのか、油断は禁物だよ。小さな変化も見逃さないでね」

「うん……でも、なんだか今日は特に何も起きなさそうな気がする」


そう思った瞬間、街角の路地で小さな子猫が、慌てて道路に飛び出した。

「え!?危ない!」

天然ほのか、思わず手を伸ばす。


その拍子にルゥの光がひらりと反応し、子猫をそっと地面に導いた。

「……あ、助けられた……!」

「ほのか、偶然じゃないよ。君の光がちゃんと動いたんだ」


ほのかは胸の奥でじんわり温かいものを感じる。

天然だけど、自分の力で誰かを守れる――その実感が、小さな自信となって芽生えた瞬間だった。


「ルゥ、私……今日も少し強くなれた気がする」

「うん、その通りだよ。ほのかの天然な心は、いつも周りに優しさを届けるんだ」


街の陽射しがほのかとルゥを優しく照らす。

小さな奇跡、天然少女のひとしずく――それは、誰も気づかないけれど確かに世界を少しだけ明るくする光だった。


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