星に願いを、ちょっと大きなchallenge
夜空に星が瞬き始める頃、ほのかは校庭の端に立っていた。
ルゥが肩に乗り、ふわふわと光の粒を散らす。
「ねぇほのか、今日の任務は少し大きいよ」
「え……大きいって?」
「うん、街の公園に現れたシャドウを退治するんだ」
「……えぇぇ!?また大きいやつ!?」
ほのかは小さく震える足を、芝生にしっかりと踏みしめる。
天然だけど、やる気はある――でもやっぱり少し不安。
「大丈夫、ほのか。偶然でも力は出せるから」
「偶然って言わないで!今回こそ計画的にいきたいんだから!」
公園に到着すると、黒いもやの塊がゆらりと揺れていた。
シャドウだ。前よりも大きく、形も複雑で動きが早い。
「え、えっと……どうしよう……」
「まずは冷静に!」
ルゥが指示する。
ほのかは深呼吸し、手元のロッドを握りしめる。
「……よし、いくよ!」
しかし、焦った拍子に足が芝生の根っこに引っかかり、つるんと転ぶ。
「ひゃあっ!」
――だがその瞬間、ロッドから光が飛び出し、シャドウの中心に命中!
バシュッッ!!
シャドウは一瞬で消え、夜空に小さな光の粒が舞った。
「……え?また勝っちゃった……」
「ほのか、偶然じゃないよ。君の力は本物だ」
ルゥが微笑む。
ほのかは手を胸に当て、少し照れながらも笑う。
「……偶然でもいいから、私はもっと強くなれるかも!」
夜風が髪を揺らし、星が二人をやさしく照らす。
天然少女の小さなチャレンジは、今日も無事成功した──。




