夜空に誓う、天然魔法少女の決意!
春の夜風が、街をやさしく撫でていた。
ほのかは屋上に立ち、ルゥと一緒に夜空を見上げている。
空には星が瞬き、月はほんのり笑っているみたいだった。
「ねぇ、ルゥ……」
「ん?」
「私、本当に魔法少女としてやっていけるのかな……?」
ルゥはふわりとほのかの肩に寄り添い、青い瞳をじっと見つめた。
「もちろんだよ。ほのかは天然だけど、だからこそ“光を呼べる力”があるんだ」
「光を呼べる力……」
ほのかは、自分の手元に浮かぶ小さな光の粒を見つめる。
先日の戦いや、クラスメイトの秘密を偶然知ったこと、
転んで勝ったシャドウとの戦い――
全部が、自分を少しだけ強くしてくれたことに気づく。
「私……ドジだけど……天然だけど……」
「うん」
「それでも、みんなを守れる魔法少女になりたい!」
光がほのかの手のひらからふわりと溢れ出す。
小さな光の粒は、屋上全体を優しく包み込み、
夜空に向かってまっすぐ飛んでいった。
「……よし!決めた!」
「いいね、その気持ちがあれば、どんな敵だって乗り越えられるさ」
ほのかのスカートがそよ風に揺れ、
髪も光に照らされてやさしく舞う。
「これからも、私は天然魔法少女・ほのかとして――」
「うん!」
「……頑張るんだ!」
ルゥが小さく「ふふ」と笑う。
ほのかも、思わず微笑み返す。
屋上の空は静かに、でも確かに輝いていた。
天然少女の小さな決意は、
夜空にそっと誓われたのだった──。




