小さな事件発生!ほのか大ピンチ!?ドジ炸裂バトル
放課後の街は、ほんのり春の香りが漂っていた。
ほのかは学校からの帰り道、カバンを肩にかけてルゥと一緒に歩いていた。
「ねぇほのか、今日も練習しようか」
「え、練習……? もう戦いとか十分じゃない?」
ルゥの目は真剣だ。
魔法少女としての自覚を少しずつ育てるためには、日々の訓練が欠かせないらしい。
「だって、いつシャドウが現れるかわからないんだもん!」
「そ、そうだけど……今日の私は疲れてるし……」
ほのかがため息をつくと、次の瞬間、街角の暗がりから黒いもやがもくもくと立ち上がった。
シャドウだ――前より大きく、形がはっきりしている。
「うわっ!また出た!?」
「急げ、ほのか!」
「う、うんっ!!」
ほのかはカバンからロッドを取り出そうとした――が、
手が滑ってロッドは地面にポトリ。
「ちょ、待って!落とした!!」
ルゥが慌てて光の羽を広げ、ロッドをキャッチ。
「……危なかったね、ほのか」
「いや、危なかったの私でしょ!!」
笑いながらも、シャドウは迫る。
ほのかは慌てて跳び、空中で思わず手を伸ばした。
すると、偶然にも手から光の弾が飛び出し、シャドウに命中。
バシュッッ!!
光が闇を切り裂く。
シャドウはあっという間に消え去った――ほのかのドジが、またもや奇跡を起こす。
「……えっ、また勝っちゃった……?」
「天然って最強説……?」
「違うし!偶然だし!」
笑いながらほのかは息を整えた。
ルゥも少し笑っている。
「でも、今日のドジは少し魔法に役立ったみたいだね」
「いやいや……役立ったけど、もうちょっと計画的にいこうよ!!」
春の夜風が二人を包む。
ドジと天然、そして少しの勇気――
そんな不思議な力で、ほのかの魔法少女生活は今日も幕を閉じた。




