思ってたのと違う逆ハー
注意書き。
エッチな描写があります。R18までではないと思うのでここにしました。苦手な方はスルーしてください。
作者がおっさんなので、女性に対するセクハラ描写が好きです。苦手な方はスルーしてください。
作者がぽんこつなので、いろいろ至らないところがあると思いますが、広い心で許してください。
内容。
なろうでおなじみ、剣と魔法の異世界。
なろうでおなじみ、剣と魔法の学園物語。
でも転生ものでも転移ものでもない。いや転生者はいるかもしれないが、それが重要ではない物語。
学園で騎士団を目指す真面目な男が、頑張っていると身体強化というスキルが生えてきて、もっと頑張っているとそれが「身体教化」に進化した。
なんじゃそりゃ?と鑑定してみると「他人の筋肉を強化するスキル」とある。他人の筋肉に教える的な意味で教化」なのかな。
自分に使えないのなんて、使えないスキルだと、彼は放っておいた。
ところで彼には幼馴染の女の子がいた。いや「子」なんて可愛げのある女じゃない。腹黒で、他人は自分に使われるために存在していると思っている。
楽して身体能力を上げようと、彼の能力を使おうとした。
「あんた、面白いスキル持ってるじゃん。私に使いなさい」
体育の試験があるので、合格するだけの筋肉をつけろと言った。彼女は深窓の令嬢だから、体を動かすのが苦手なのだ。
しょうがない。彼は幼馴染のためにスキルを使った。
後日。
「おまえ、てっきり悪役令嬢だと思っていたのに、逆ハーレムつくるなんて、主人公だったのか」
彼女はあの後、王子様とか宰相の息子とか騎士団長の息子とか貴公子たちを従えて学園内を歩くようになっていた。
「誰のせいだと思っているの?」
「誰のせい?」
「あんたのせいよ」
「なぜ?」
「あんた、私に変な身体教化を使ったでしょ」
「ああ、インナー・マッスルを鍛えてやった。体幹が強化されただろ?」
「それだけかしら?」
「それだけって?」
「男たちが言うには、あそこの締まりが良くなったそうよ」
「言われてみればあそこも筋肉だな。なるほど、あそこが強化されたと。でも別に悪いことじゃないだろ」
「良すぎて男がすぐ射精しちゃうんだけど」
「そりゃあ困ったね」
「一晩に五本くらいないと、私がイケないんだけど」
「・・・なるほど、それで逆ハーレム状態なんだね」
「どうしてくれるのよ。五人とも婚約者がいるのよ。同じ女性として、令嬢たちに申し訳なくて」
「でもおまえは誰とも結婚したいと思ってないんだろ」
「もちろん。私が欲しいのは性生活の充実のみ」
「だったら結婚は令嬢たちに任せ週末だけ五人の男を借りて、よろしくやればいいんじゃないか」
「それじゃあ週に一回しか楽しめないじゃない」
「おまえ性欲強かったんだな」
「悪い?」
「いや、子孫繁栄のためにはいいことだろう」
彼はしばし考えた。
「しょうがない。責任取って、おれが平日相手してやるよ」
「へ?でも私のあそこ・・・」
「おまえのあそこを強化したのはおれだぜ。おれのあそこも強化できる。だから、おまえがイクまで射精を我慢するよ」
「おお、持つべきものは友だな」
それを友と呼んでいいか分からないが、そういう関係になった。
彼女は爵位を持っている。誰が父親だろうと彼女の子供が彼女の爵位を継ぐ。だから誰が父親だってかまわない。だいたい貴族なんて自分で子育てしないんだから、父親なんて名義だけだ。彼女の子供は彼女の名前で生きていく。それなら問題ない。
めでたし、めでたし。