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もしも出逢ってはいけない2人が出逢ったら?

ちょっと息抜きに書いただけです。

やあ、みんな。今日も元気にやってるかい?俺?俺はボチボチだよ。この整った髭だけが自慢のしがない配管工さ。


だが、聞いてくれ。俺はとんでもない事実を見つけてしまったんだ。おっ!丁度いいところにいい塩梅のカメがいるじゃねえか。折角だ。お前らにもいいもの見せてやるぜ。


ノコノコやってきたカメがいるじゃん?それをこうやって何度も踏みつけるわけよ。そうすると、何処からか「ピコーン、ピコーン」って音が聞こえてきて、それでいつまでも繰り返し踏んでいると音が「チロリロリン」に変わるんだよ。で、頭の上に「1 Up」ってでんのよ。不思議だなって思って調べてみたら、この1 Upを出した数だけタイムリープできるんだってばよ。マジでおったまげたわ。配管工なんて事故と隣り合わせだからよ、いつ死ぬかわかんねーべ。だから、こうやってカメ踏むの繰り返して残機増やしとくんだわ。


「ちょい、そこの御仁。カメを虐めるのはやめなさい」


折角、気持ちよく残機増やしてるとこになんだよ!?

振り返ると、そこに貧乏そうな漁師がいた。


「カメだって必死に生きているんだ。可哀想だろう?」


俺だって必死に生きてるよ。毎日土管の中に入ってさ。たまに落とし物のコイン拾って美味しい時もあるけど、毎日ギリギリだわ。


「じゃあ、お前さんは俺にどうしろと?」

「カメを踏むのをやめなさい。代わりにこの魚をやるから」

「ちっ、魚かよ。どうせなら美味い茸でも寄越せってんだ。まあ、いい。じゃあ、その魚と交換だ」


俺はしぶしぶカメと魚を交換した。また、新しい魚を探さなきゃなぁ。


「よしよし、痛かっただろう。もう大丈夫だからな。お前はこの浦島が、海に帰してやるぞ」


とカメを抱いた漁師は、海に向かって去っていった。

あれ、陸亀だと思うんだが、まあいいか。


その後、浦島と名乗る漁師はカメに連れられて城に向かいカメの大王様の接待を受けたそうな。


めでたしめでたし?

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