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ボビンと糸巻き
(4)
――「Art」とその「外輪郭世界」
何の事だろう?
何の事だろうか分からないと思うが、それを説明する為に僅かな想像力を読まれる方に与えたいと願えば「ボビンと糸」を想像させたい。
――ボビンと糸
ますます、分からない。
だが、想像力を提起させたい。
ボビンが「Art」そして「外輪郭世界」がボビンに絡みつく糸、その二つで形成されているのが「ホモ・サピエンスとしての個体認識する意識」なのだという想像力を。
つまりそれらを総合してサピエンス科学(Sapiens Science)という導きを出したい。
唯、導き出したが、その前に「Art」とは、地球上にあった「外輪郭世界」には元々存在が認められていない意識であったということを先に述べたい。
その意味するところを述べるにまずは「Art」の源流についてこの随筆家が知り得ることを書いてみたい。
但し、これはあくまで自身の考察であり、反論が在ることを認めていることを理解していただきたい。
では筆を進めたい。