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リベラルアーツ

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 リベラルアーツとはいかなるものか。


 結論から言えば、この学問には人間を良い意味で束縛から解放するための知識や、生きるための力を身につけるための手法が含まれていると言える。つまりヒューマニズム(人文主義)の萌芽を助ける学問と言える。


 この学問のルーツを探れば、それは古代ギリシャのプラトン(紀元前427~347)が推奨した教育にまで遡る必要がある。

 人間への問いかけ、つまり古代「哲学」の発生からかなり時代が下った紀元前1世紀の共和制ローマ期に「自由諸学芸(arteberales)」という名称を与えて、420年頃に「自由7科」として体系化したものであり、これにより古き小さなヨーロッパにおいてヒューマニズム(人文主義)が大きく開花した。


 リベラルアーツの自由7科は「文法学」「論理学」「修辞学」を含んだ3学(trivium)と、「算術」「幾何学」「音楽」「天文学」から成る4科(quadrivium)とに分かれており、その後、これらは長くヨーロッパにおける大学教育として根付いた。


 つまりそれはどんな意味としてか?


 言わずと知れたホモ・サピエンスが持つ必要がある技芸の基本として。


 ではそれがどのような意味を持つか考えてもらいたい。


 つまりリベラルアーツはホモ・サピエンスとして存在である個体認識へとしての諸端を形成するものとして成立し、正に「Art(アート)」のボビンとしての凝固剤となったのである。


 それは「原始的Art(プリミティブアート)」からの脱却であり、「Art(アート)」への転換であるが、以後、歴史的に見てもホモ・サピエンスはある意味、リベラルアーツの成立後、次の時代が来るまで「Art(アート)」に対するこれ以上の形を有していなかったと言える。


 故にホモ・サピエンスは余りにも長く、このリベラルアーツと言う「Art(アート)」への探求としてのあらゆる角度から物事に取り組め、根本原理を探る進化の方法以上の有効な方法を見つけることなく、またヒューマニズム(人文主義)の萌芽後、これ以上の方法を探る必要も無かったともいえる。


 但し、次の時代が来るまでと言っておきたい。



 次の時代とは何か、

 つまりそれは「近現代」である。








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