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〜お嬢様の近況報告〜

ビレイナ「..うぅっ...うっ...っ。なんで..なんでなのっ..!!」


ビレイナお嬢様が泣いておられるではありませんか、、。私はお嬢様がお産まれになった時からお仕えしている執事ですが、このように苦しそうに泣いているお嬢様を見るのは初めてです、。私はもう歳でありまして、お嬢様の幸せが生きる意味でございます。そこで私はお嬢様の幸せのため、助けになってくれるであろうお方にお手紙を書くことに致しました。

突然のお手紙、失礼致します。私はアレシティア公爵家のご令嬢ビレイナ様にお仕えしている執事のものでございます。お手紙を書かせていただいたのは、お嬢様の事でございます。お嬢様は現在、とても深く悲しみ、辛い思いをされており私はそれが気がかりでございます。なぜそのようになってしまったのかを説明しますと、、。


ビレイナお嬢様には、モンテスト伯爵というそれは綺麗なお顔立ちの婚約者様がいらっしゃいました。

ですが、女癖の方が悪く、お嬢様以外の多くのご令嬢と親しくされていました。それをよく思わなかったビレイナお嬢様は婚約者様と関わりを持ったご令嬢をパーティーに招待し、

「私が婚約者なのだからモンテスト様には近づかないで」と言い広めてしまったのです。それから少しの間は寄ってくるご令嬢は減りましたが、やはり婚約者様に気づかれてしまいまして、。余計なことをされたと婚約者様は怒り、お嬢様は婚約破棄を申し付けられたという訳でございます。

お嬢様は少し大胆な性格で、ご令嬢方の間では影で「悪徳令嬢」と呼ばれておりますが、本当は優しくて素直なお人柄です。

大きな声では言えませんがモンテスト伯爵様よりもお似合いの方がいらっしゃると思いまして。長年お嬢様を見守ってきたこの私が、新しい婚約者様をお探しして、お嬢様に是非とも幸せになって頂きたいと思っております。

そこで、私では力不足だと思い恋愛の神であられるというラブロール様にお手紙を書かせて頂いた次第でございます。是非ともお力添えを宜しくお願い致します。

私と神様の関係(次回)

お嬢様のお相手にどんな人がよろしいと思うか、意見をくださると嬉しい限りです。あっ、執事の頼みなど聞き流してください。

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