やはり暗号
掲載日:2020/02/08
前回の続き。
希美の高校時代の同級生から返信があった。
「ちょっと時間がかかると思うけど、
何かわかったらメールしていい?」
「いつでもOK 仕事中には返信できないけど、
夜7時までには帰宅するから、それ以降にレスさせて」
希美の同級生の名前は華。
数日後の昼休みに、希美のスマホに華からのメールが入っていた。
「あの数字だけど、暗号らしいの。
月曜の午後に専門の女の人が来て、いつ、どこで見つけたかを聞かれたの。
私と、男の上司と、その女性だけの部屋で。
そのへんについては前にやりとりしてたから、その通りに答えたの」
「女の人は図書館に来るかな?」
「行くとしても開いている時間じゃない?」
「ほかの本にも暗号のメモが入ってたりして」
「そっちには何冊あるの?」
「1万冊くらい。全部の本を開いてみるには、100人はいないと無理ね。
閉架の分もあるから、かなり大変だと思うの。
それと、本は毎日動いているから、こっちにある本のすべてを一日で調べるのは無理」
「わかった。また何かあったらメールさせて。
あと、私はしっかり釘を刺されたけど、内密でお願い」
「わかった。華ちゃん以外には言ってないから。またね」
(続く)




