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義弟が『俺、異世界賢者の転生者だ』と言い出した  作者: 有


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武田先輩

 むしろ逆に、距離を置くのは悪手だったのでは?

「和樹、異世界同好会入りなよ!大学で姉弟で同じ同好会が恥ずかしいなら、もう私顔を出さないし!」

「本末転倒だな。俺の話聞いてた?」

 私がいないなら入るの辞めるってそういえば言ってた。

 それって……。

 一人じゃ緊張して入れないってことよね?

「分かった!和樹が入りたいというなら、私も顔を出すよ!いっぱい顔を出すから大丈夫!あのね、後輩たち……和樹の先輩になるメンバーはね、今は平和だよ。武田先輩がいたころは、武田先輩狙いのちょっと方向性の違う女子がいて、少しだけ空気が凍ることもあったみたいだけど。今は男女ともいい子たちばかりだよ~」

 和樹のこめかみがピクリと動いた。

「男女とも……いい子ねぇ。本当にそうかなぁ……確認はいるか」

 確認?

「あ!そうか!和樹が入ったら、武田先輩と同じように異世界じゃなくて和樹に興味がある子が入ってくることを心配してるのね?」

「いや、そんな心配は……」

「うーん、そうかぁ、何か対策しないと。武田先輩も他の人の迷惑になると気を使って大変そうだったもんね。武田先輩に対策とか相談してみる?」

 なぜか和樹が不満げな顔になる。

「武田先輩と、和樹、前はあって話をしてたでしょ?先輩が入社して和樹も受験勉強しなくちゃいけないからって、会わなくなくなったんだよね?連絡してみようか?」

「なんだよ、武田先輩とか名前連呼して……もしかして、会いたいのか?俺を出汁に連絡とろうって言うのか……」

 ぶつぶつと和樹が何か言っている。

 もしかして、武田先輩と会わなくなったのって……表向きはお互い忙しくなったという話だけど、本当は喧嘩とか……何か気まずい感じな出来事があったりとか……?

 さーっと青ざめて和樹の顔を見ていると、私の顔を見て和樹がはぁとため息をついた。

「なんか、斜め上の方向で考えてるだろ?俺とやつが付き合い出して、喧嘩して別れてとか」

「え?その発想はなかった!まさかのBL展開!美男美少年の、誰もがよろこ……ぶひっ」

 和樹が私の鼻をつまんだので、変な声が出た。

「誰も喜ばないし、勝手にそっちに持ってくな」

 むぅ。先に言いだしたの和樹の方なのに!

 和樹がスマホをポケットから出して通話アプリを起動。

 しばらくして話し始めた。

「ご無沙汰してます。今いいですか?」

『……て、……』

「あ、はい。ありがとうございます。そちらはどうですか?」

『……、…………、……の……すら…………』

「ああ、姉と話してて、異世界同好会の話になって。武田先輩が執着されて困っていたという話になって」

『…………は……の……』

 うん。分かった。和樹は武田先輩に電話したんだよね。


そうそう、大学生編ですかね……。


なんか、更新の日付見てびっくりした。2018年……ずいぶん昔!もう少し最近だと思ってたのに!時がたつのは早い!

そして、2018年当時は、続きはめちゃくちゃバトルな想像してたけど、いざかきはじめてみたら、ラブコメだわ……( 一一)

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