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ソシャゲダンジョン  作者: 止流うず
第三章 ―神を包む繭―
76/99

009 フラワーマジック! 忍者傀儡ショー!


 エリア3の片隅、人の少ない僻地にて赤鐘朝姫は四凶獄刀を片手に考え込んでいた。

(むむむむむむ。むむむむむむむ~~)

 どうすれば邪魔な奴らを斬り殺せるのだろうか。忠次に怒られずに……!

(さっきだって、センパイがボクを褒めてくれてたのに……)

 逢糸真琴(マネージャー)に邪魔をされた。


 ――このエリアは邪魔な奴らが多すぎる。


 せっかく華がいないのに。忠次とデートをするチャンスだっていうのに。

(アイツも邪魔。コイツも邪魔。邪魔邪魔邪魔。ちぇッ、センパイが怒るから斬れないけどさー)

 千潮阿月の敗北を容赦なく嘲笑った忠次に対して、逢糸真琴は先程からずっと抗議の声を上げ続けていた。

(あの弱っちいのはボクが負かしたんだから、文句言わないでさっさとセンパイの軍門に下ってくださいよもう)

 絶対に言わないだろうが、忠次が真琴を斬れと言えばいつでも斬れるように、刀を握る手は常に適度に緩みを入れている。

 一秒だ。一秒で決める。センパイが殺せと言えば一秒で殺してやる。

 そんな内心のいらつきを隠さずに不満顔の朝姫の前を、リスポーンした千潮阿月が走って戻ってきた。

「てめええええええ新井こらああああああああああ!!」

 忠次に向けて殴りかかろうとしていたので斬り殺すべく朝姫が四凶獄刀を振りかぶれば、忠次の視線が朝姫の動きを制した。

(え? 動くなって? どうしてですか? 殺しましょうよ。そんな負けても抗議するアホどもは、殺して殺して何度だって殺して、負けたんだってことを思い知らせてやらなきゃ)

 だが忠次の視線は睨みつけるように強い。文句を口に出したいが、それすらもするなという忠次の視線だった。

 同時に、殴りかかる阿月の動きは止まらない。殴られる、と朝姫が諦めて二人を殺すべく四凶獄刀片手に歩き出し――忠次が嗤った。

 真琴の肩に手をあてた忠次は、阿月に気づかず抗議を続けていた真琴をぽんと阿月に向かって押し出した。拳を構えて忠次に襲いかかろうとしていた阿月はそれで「おわッ、新井てめぇ卑怯だぞ」と文句を言うも、忠次に抗議を重ねていた真琴が戻ってきた阿月に泣き顔で怒鳴りつける。

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。あっくんんんんん。どうするのよぉぉおおおお。なんで負けちゃうのよぉおおおお」

「怒鳴るなよ! つーか、気にすんな。これもいい機会だし、帰ったらアメリカ行こうぜアメリカ。神園の妨害もねーし。俺、あっちでチャンピオンになって金稼ぐからよ」

「できるわけないでしょぉぉぉお。あっくん、そこのちっちゃい子に負けてるじゃん」

 朝姫は真琴に指をさされ、自分のことかとつまらなそうに二人を見た。

 真琴に指摘された事実に阿月の顔が歪むも、朝姫としてはどうでもいい。

 ただこの混乱を収拾するためだけに、少しの楽観で憶測を語ってやることにした。

「ボクシングのチャンプ程度なら頑張ればなれるんじゃないですか? サイボーグどもも一般競技には参加しませんし」

「さいぼーぐ? 何の話だ? つーか、ボクシングを馬鹿にすんなよてめー! 殴んぞ!!」

「カッカしないでくださいよ。千潮阿月ってプロなんでしょ? 素人殴ってライセンス剥奪怖くないんですか?」

「アホか! 異世界にライセンスもクソもあるかよ!!」

 ぎゃんぎゃん吠える千潮はまるで狂犬のようだった。

 そもそもライセンスでマウントを取ろうとした人間の言葉ではない。だが、忠次は笑っていた。楽しそうだった。

「変わんねーな千潮くん。そのキレやすいとこ。チンピラみてーだよほんと」

「うっせー。くそ、新井てめー。なんで勝ってんだよ。なんだよそのちっちぇーバケモンは」

「俺も知らねー。赤鐘ってなんなんだよ結局」

 知らねー知らねーぎゃははと笑い合う二人は争いながらも楽しそうだ。


 ――楽しそう(・・・・)


 それは小さな疑問だ。だが重要な疑問だった。

「あの……嫌じゃないんですか? センパイのギルドに入るの」

 朝姫は頭を抱えてどうしようどうしようと呟いている真琴に向かって問いかけてみる。

「え? 嫌って? 嫌だよ? 神園怖いもん。あー、お父さんこれで無職だよ。後輩ちゃん、私どうすればいいと思う?」

 どうも何も朝姫とて聞かれても困る。それに、問題はそこではない。

 真琴の言葉には、忠次(・・)に対する嫌悪が見えなかった。

 それは阿月も同様だ。負けたことに対するイラつきはあるが、そこに忠次に対する嫌悪はない。

「そうじゃなくて、その新井センパイに対して、ですよ。なんか掲示板で悪評が」

「あー、あるよね(・・・・)。新井くんもなんか大変だよねー」

「いや、大変って」

 軽い(・・)。反応が軽すぎる。それに、大変どころじゃない。新井忠次に対する悪評は掲示板内では苛烈だった。性犯罪者扱いですらある。

「でもほら、私たち新井くんにっていうか、剣崎くんたちに助けられてるし?」

 えっとね、と真琴が語ったそれは、怪我をした千潮の代わりにボクシング部の試合に剣崎重吾(ゆうしゃ)が出て、気に食わない対戦相手を倒してくれた、というものだ。

「え? それっていいんですか? 部員じゃないのに?」

「いいのいいの! っていうかその対戦相手があっくんのグローブに針を仕込んで怪我させた張本人だし! その後新井くんが証拠探して相手に突きつけて退部にしてくれたんだって! だからほら、新井くんは恩人? みたいな?」

 真琴に対して頷きながら、ふと朝姫は思った。思ってしまった。

(思ったんですけど、センパイのレアリティ、低く(・・)ありません?)

 それは神園華の奇妙な信仰とは違うものだ。

 このエリア3に来てから、確信したことだ。

 華と違って朝姫は忠次のことは好きだが能力を過信していない。新井忠次の運動能力や知的能力、学習能力に関しては他のRレアリティの生徒とさほど変わらないものであると思っている。

 だが、対人関係は違う。他者との交友能力や交渉能力に関しては一般的な生徒よりずっと優れている。


 ――抜きん出ていると言って良いほどに。


 それに、と朝姫は掲示板を思い出す。

(センパイの話題、長続きしすぎ(・・・・・・)ていますよね)

 誘拐や華の件は確かに大きいだろう。だがそれにしたってたった一人の生徒のことがこれだけ大きく騒ぎ立てられるものか? 長続きするものか? 噂というのは燃料が注がれなければ風化していくものだ。だがその兆しすら見えないのはこの空間が異常であるということを除いてもおかしかった。

 そもそも朝姫のことを知らない生徒も多いのだ。そんな生徒が誘拐されようが何をされようが赤鐘に関わる人間以外には、いや、もはや朝姫のことなどその赤鐘ですらどうでもいいと思っている。

 だから朝姫は確信する。

 新井忠次は攻撃(・・)を受けていると。

「あー、もー、ねー、後輩ちゃん? 聞いてる? 聞いて? ねー、どうすればいいかなー?」

「そうですねー。好きにすればいいんじゃないですかー?」

「もー、真剣に聞いてよー」

 だらだらと不安と思い出を語る真琴に適当に相槌を打ちながら、朝姫はステータスの掲示板から過去に忠次の悪評が書かれた部分を探し出していく。

(やっぱり……)

 洞窟のドンの記述。その周辺には、洞窟のドンに合わせて忠次の悪評をばらまく書き込みが散見していた。

 洞窟のドンと呼ばれる人間の言葉には言い過ぎだと反論する人々も、ドンに合わせて控えめに忠次を批判する彼らの言葉には多少なりとも同調してしまう。

 文体を巧妙に変えてはいるが、書き込みを読んだ印象から朝姫は自身の感覚で即断した。


 ――宵闇の忍者による情報攻撃だ。


 それは宵闇の忍者が、対象を煽り、孤立させ、精神的に追い詰め、また無関係の周囲に対象を攻撃させるために使うものだ。

 なぜセンパイが? どうして標的に? 朝姫が考えるそのとき――


                ◇◆◇◆◇


 ――神園華は彼女らを見つけていた。

「はい、書き込みっと。そっちはどう?」

「こんなもんでいいでしょー。華音の奴人使い荒すぎっつーの」

「いい加減にしてほしいよねー」

 そこはエリア3の廃屋だった。そこに女子生徒の三人組が隠れていた。口調こそ軽く、視線は掲示板が表示されたウィンドウに向いているものの、三人で全方位を警戒する彼女らに死角はない。

 以前の魔法による殺害を警戒しているのだった。

 その三人の頭上を、堂々と(・・・)華は眺めて確認をしていた。

(本名はわかりませんが、番号は一致しましたね)

 風と土の複合魔法であるステルス魔法だが、自分に使うだけならさほど集中力は使わない。移動することができるし、他の魔法を併用することもできる。

 そしてステルスを発動した華に気づく者は誰もいない。その廃屋に侵入したときも、三人の宵闇忍者を見つけ、至近から確認を行う今も。

「もう新井忠次とかどうでもいいでしょ。アタシ、黒衣様から情報操作の命令受けちゃったんだけど?」

「あー。わかる。私も貰った」

「私もー。もー華音のクソ野郎、期限ぐらい決めとけっつーの」

「華音も報酬でチューとかしてくれたらいいのに」

「それで喜ぶのはアンタだけだって。クソレズ女」

「え~? そう? そうかな~? っていうか私が男嫌いってなんでみんな知ってるの?」

「アンタのはただの女好きだってーの!」

 ぎゃははと三人は書き込みを続けている。既にマニュアル化しているのだ。ノータイムで、驚きべき速度での操作だった。書き込んではスレッドを移動し、彼女らは新井忠次の悪評を淡々と書き連ねていく。

 彼女たちこそが洞窟のドンを華が連続殺害してからも続いている、新井忠次への印象操作の正体だった。

 今は洞窟のドンのように、固定の名前を使っていないが、代わりに以前よりも多くのスレッドで忠次を悪し様に罵ったり、控えめに罵ったりすることで、生徒たちの心象を操作し続けていた。

 三人が根気強く続けたこの活動によって、実際に忠次と接したことのない生徒も、多少は接したことのある生徒も、忠次を悪人だと思うようになっていた。

(陰湿。陰湿ですね。ああ、これが怒りというものでしょうか? とにかくこのクズ虫たちを処分したい。ああ……ただ、やはり、ドンの名前がないと以前より不自然さが目立ちますね。あの誅罰も無意味ではなかった)

 以前のアレは、忠次に粘着するストーカーを作ることで、忠次の話題を無理やり作り出し、さらにはそれに付随する意見として忠次の悪評を控えめに、さも忠次を知っているかのように発言することで悪印象を周囲に刷り込む手法だった。

 ただそれもドンがいればこそ効果的に働く。

 ああして派手に騒ぐ者がおらず、控えめな悪評を大量に撒くだけではどうやっても限界は出てしまう。


 ――そしてそれも今日このときで終わりだ。


 忠次を信仰する華が(・・)終わらせる(・・・・・)

(頭上のナンバーと書き込みのナンバーは一致しましたね)

 『願いの玉』によって、隠しステータスを閲覧できるようになった華にとって、先程の会話がなくとも掲示板の悪評ばらまきの主犯がこの三人の生徒であることは明白だった。

 華の目には掲示板の書き込みに付随する、生徒へ振り分けられた隠しIDが見えるようになっている。

 そのIDはまた不可視の状態で生徒の頭上にも表示されている。だから書き込んだ生徒が誰なのかも。

 天使との会話で、天使が華と朝姫の頭上を見ていた理由がこれだった。同時に、忠次に対してだけはまともに接していた理由もまた。

(やはり、忠次様(かみさま)は特別だった)

 その特別が良いか悪いかは華にはわからない。それでも彼はやはり特別(・・)で、何があろうと華にとってのかみさまなのだ。

 そして――。


「あー、なんで私ら華音の言うこと聞いてるんだっけ?」


 一人の発言に、他の二人の顔が歪んだ。何を言っているのかという顔だった。

「大丈夫? どうしたの? 精神攻撃受けてる?」

「いやいや、受けてないって。ただ、ほら、状況も変わってきたしさ」

 突然の発言に疑念は隠せていないようだったが、発言した少女の動き(・・)に違和感はない。表情も、心臓の鼓動も、筋肉の微細な動きも。他の二人はそれで上げた警戒を戻し、書き込み作業を行いつつも返答する。

「っても、アタシらが華音に握られた弱みはねぇ」

「そうそう、バレたら元の世界で黒衣に殺されちゃうよ」

 蘇生できるこっちと違うわよ、なんて言いながら、華はこの三人がこうして勤勉に作業を続けている理由を把握し、ほっと胸をなでおろした。

(忠誠ではない、と。助かりました。これなら簡単(・・)ですね)

 恐怖(・・)恐怖(・・)で上書きできる。処理は簡単だ。

 それともう一つ聞いておくべきこともある。


「華音も、なんでこんなことしてるんだか」


「嫉妬でしょー。新井に対する」

「そうそう、剣崎くんが新井ばっか頼るからさー。華音、元の世界じゃあたしらの前でも愚痴って――」

 二人の少女の手の動きが止まった。ぎりぎりと、まるで錆びついた機械のように問いかけを発した少女を二人は見た。

 二つの質問で気づいたのだ。今の問いかけは彼女たちを探るもの。それはつまり――


「なるほど。理解しました」


 華が姿を現した。三人の直ぐ側に華はいた。まるで四人組であるかのような、そんな自然な距離だった。

「え? 神園」

「華? うそ」

 発言と同時に警戒を顕にした少女二人が机を蹴り飛ばした。跳ねるようにして距離をとると華に向けて片手を前に出し、正中線を庇う構えを取る。

 二人はいつでも華へ襲いかかることのできる体勢だった。宵闇の下忍の二人がかりだ。相手が神園の人形だろうと、死力を尽くせば拘束することは可能なはず。

 だが、同時にガチガチと二人の少女の歯が鳴っている。


 ――眼の前にいる怪物(・・)は、自分たちとは根本から違う。


「いったい、いつから……」

 問いは穏やかに、自然体で立つ華に向けてではない。先の質問を発した少女に向けてだ。

 いつから裏切っていたのかという問いかけだった。

 だが、その少女もまた、ガタガタと震えながら全身で恐怖を表している。

「か、神園、華……い、今、ど、どうやって? 私を操って? 陰陽の『傀儡(くぐつ)の術』? 上忍の『絶対命令』? 傀儡師の『繰糸術』?」

「そのどれでもありませんよ。でも理解できましたか?」


 ――貴女は語る言葉すらわたしに操られていたことに。


 華の行ったそれは、風の魔法によって行われた蛮行だ。

 宵闇の忍者にすら悟られぬレベルの隠形で屋内に侵入。そのあとに一人を風魔法で拘束。同時に表情レベルや肉体の微細な動きすら自然な動きになるように筋肉を風魔法で操作。また体内に侵入させた風の魔法で声帯から華の望む質問を吐き出させた。

 恐ろしい異界の知識。常識を超えた脳の演算力。風の魔法。そして人体理解による合わせ技。


 ――つまりは怪物の所業だ。


 そして、そんな怪物がこうして姿を現したのなら、少女たちの末路など決まっていた。

「わたしは、忠次様を害した貴女たちを許すことはできません」

「う……うぅぅ……うぅぅぅぅ」

 どうやっても抗うことすらできない圧倒的な理不尽を前にして、三人の少女は、ただ屈した。

 構えを解いた。何もなく屈した(へたりこんだ)。抵抗しようとすら思わなかった。それだけの殺意が華からは漂っていた。

 少女たちの頬を涙が伝う。屈した心が自然と流させたのだ。

 宵闇の忍者は涙を流してはならない。

 厳格に決められた数ある掟の一つだ。

 たかが涙。されど涙。分家の当主候補の華音の傀儡になり、任務外のことを行ったことは確かに罪だがこれはそれよりも重い。

 宵闇の忍者の挟持を傷つけるものだからだ。

 だけれど、少女たちにとって、そんなことはもはや何一つどうでもよかった。

 だって恐ろしいのだ。こんなにも恐ろしいのだ。ただ微笑んで自分たちを虫けらのように見ているこの怪物がどうしようもなく。

 どうしても、許してほしくて。

「かみぞのさん、ゆるして、ください」

 震える言葉を放ち、地面に頭をこすりつける少女たちを見た華は。

「そうですね。念のため、心を折っておきましょうか」

「ひッ」

 軽い調子で言う華の手に握られるのは、死亡を禁じるための、HPを回復する薬草の束。

 少女たちは逃げようとするも、どうやっても身体は動かず。

 助けを求めて、悲鳴をあげようとしても、少女たちの口からは音一つ漏れず。

前回(・・)は失敗しましたから、今回は考えてきました」

 華が顕現するのは『神ノ重箱オセチ・ボックス』だ。一抱えもある重箱だ。

「知っていますか? 装備品というのはアイテムとしても使えて、つまり――」

 惨劇。惨劇。惨劇。悲鳴はなく、ただその場で行われるとてもとても恐ろしいこと。

 それは、いともたやすく行われる――


白部(しらべ)さぐるはエピソード1【■間お■■一の■(たすけてください)】を取得しました』

言ノ葉(ことのは)乙音(おとね)はエピソード1【■間■せ■二■重(やめてください)】を取得しました』

茂木(もぎ)柿子(かきこ)はエピソード1【人■お■■三の■(ゆるしてください)】を取得しました』

『神園華は特殊ステータス【料理上手】を取得しました』


 ――語るも悍ましき光景。


「こんなこと、別に楽しくはないんですけれど」


 愚者の悲鳴は、星の光にも似て。

 見つけたときにはいつだって手遅れで。

 たくさんありすぎて、路傍の石のような価値。


 ――それ(・・)を終えてから、神園華はきちんと始末(・・)をつけた。


 とても恐ろしい出来事があった。

 とてもとても悍ましい出来事だった。





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