一振り目
ここは3700年後の元日本
今では役9.9割が女性、男はたった100人にも満たないのであった。
しかしIPS細胞によって同性同士の生殖が可能だから問題はなかった。
IPS細胞による生殖を重ねた結果
男の出生率が極端に減少してしまった世界に対して
男の生き残りは反旗を翻そうとしていた。
けものランドのサーバル父とサーバルは戦うことをしかたないときめおった。
「おれはけものランドの王のキングサーバルだ」
「またきさまか」
「こんどこそけっちゃくをつけるぞ周作」
ざぎゃぁ!ずぎゃああ!
・・・・・・凄まじい拳とにらみ合いが同時にーー
というけものランドの夢を見た主人公の名は、「恩慈英」
彼もその男性レジスタンスの一員である。
恩慈英は愛用のバットを素振りしている
女たちからゾンビ(生きる屍)と蔑まされる男たちが
男だけの王国「けものランド」を作り上げるまで、彼はバットの素振りをやめることはない。
黙々と素振りを繰り返していると、背後から大きな音が恩慈英の耳に入ってきた
「女どもが攻めてきたぞ!」
振り返るとそこには女にリンチされた恩慈英のカレーが虫の息になっていた。
ーーその背後には沢山の女共。その中央には・・!!史上初20代でトップまで上り詰めた現日本国第3921代総理大臣【魔王】の姿があった。




