ルーリィの好きなスキル
前回までのあらすじ
ルーリィはバニー服を装備してもいいし、しなくてもいい(二人称)。
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「んー、どれにしようかなぁ」
スキル取得って、やっぱり男のロマンだな。
俺がカーナビの画面をいじり、どんなスキルアップをすれば
ルーリィが喜ぶか、悩んでいると、
「らしょうもん、あそんで?」
ルーリィが仮眠室から転がってきた。
「そうだ、ルーリィはどんな俺がいい?」
俺はマニュピレイト・アームでルーリィを抱っこし、
一緒にディスプレイをのぞきこむ。
「んーとねぇ、んーと、これかな!」
「おわっ」
ためらわぬルーリィ!
画面の中の、成長予想図をちっちゃい指先がタッチするとスキルが取得され、
パシュッ
俺のボディから、オ◯ガレッドのカーボナデ◯ウム・コイルのような金属触手が複数生えた。
「ルーリィ!?」
「これが、かっこいい」
「で、で、でもっ、いいの……?」
「うんっ! これで、ルーリィとあそんで?」
「も、も、もちろんですともーっ!」
15分後
「すべりだいたのしいね! らしょうもん!」
すべすべの金属触手で作られたスロープを滑り続けるルーリィの姿が。
「ですよね」
次回、どんぐり!