結局、彼女の手助けになればと思った
彼の特徴からそういう生き方をしそうという事、同意を求めている感じのもう一言。
「性格にも合致していたというのはあるかもだけど。世渡りに上手く利用する気が。口八丁で生き抜いていくハズさ」
(……まぁ、あいつのそれをしそうな感じはすぐに浮かぶけど)
白夜は思う。彼女は相変わらず淡々としている様だけどと。確かに尾崎は俺の目の前で学校を守り……滝川を救って見せたのは事実なんだ。
「……良くやる気を保てるな」
質問に理事長代理は何を言っているのという様子。白夜は更に詳しく聞きたい内容をまとめて最後に尋ねる。
「お偉いさんが逃げている事だぞ。俺だってヒヤヒヤもんだったし。代役をする責任を押し付けられてる訳じゃないんだろ? ……理事長代わりをすると決めたきっかけは一体何だんだ」
「やれば大変ながらも充実する仕事だと感じていたからね」
何を言っているんだと白夜は「え?」と聞き返していた。
「前にも言ったはずだわ? 能力には正しい使い道がある事。私は適していると思ったの」
白夜がそんな理由嘘だろと絶句していると
「誰にだって問題は起こり得る。それを乗り越える方法を教えるなら自分の強みを知る必要があるだろ」
彼女(尾崎)がやる事が明らかになったんだ、それなら生徒達を導けるはずと自信に満ちた表情をして白夜の方を向く。
「強みが支えになる、だから今度は皆のも見つけてあげられたらと思ってね。それにこの状況に敗ない勇気を持つ生徒達を確立すれば校長先生も戻ってきてくれる、そう信じているのさ」
白夜は尾崎の決意に感銘を受けて聞き入ってしまっていた。一気に強さというか覚悟を内に秘めている様さまも。
「それで君も決心してくれたのか?」
「え??」
誘った事がある、今度は生徒会的場所を作ってメンバーにと。その時の返事だよとグイグイ迫ってくる尾崎。
「誘いを受ける気になってくれたかなの確認さ。大体キミのあれは何だ。本気で怪我をするであろう行動を取るとはどういう神経なんだい」
「いや! だって!!」
「助けてもらった事への感謝はもちろんあるさ。だがやり方的に気分が良いものじゃない。第一血が苦手とまではいかなくてもグロすぎて顔を背けたくなるだろ」
「グロ……」
保健の先生に聞いた貸付け、それの効果だとわかってはいるのだろう。それでも尾崎的に気持ちが治まらなくて言ってきたんだろうと予想出来る。
「とにかくワタシがキミのすべてを矯正すると決めたのさ……ワタシと学校を守って欲しい成沢」
尾崎のそばなら俺は変われる気がすると思った。




