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滝川を何を知っているのか

 振り向きざまに怒られた俺は滝川の剣幕に圧倒されて言葉を失った。

「ていうか、タイミング最悪だっつの‼︎俺はクラスの雰囲気がいつもと違う、異質感を気付いたから大人呼びに行っていたっつーのに」

「うわっ⁉︎」

「!」

 思春期の生徒達だけがかかるノイローゼ(?)から来る狂気。それが一クラスで起こったのだろう。職員室から来た数名の先生が暴動を抑えようと教室に制止しにいった。


「立てるか⁉︎ 俺らは逃げんぞ」

「えっ、でもさ」

 安心感を与えてくれようとしたのか滝川が騒動は先生達で抑え込めるだろといった言葉。だがそれにモヤモヤを感じて問いかける。

「もう平気だ。層系(俺らの学校)は先生も騒動に慣れている。お前がひどい目に遭った原因な奴も調べて処分してくれるだろ」

「……お前何で……この状況に黒幕がいるってわかんの?」

 俺を無理矢理引っ張って教室の外に引っ張り出そうとする滝川の動きが止まった。嘘だろ冗談だよなとばかりにそんな最悪の展開ないよなと叫んだ結果ーー

「………………‼︎ 滝川! 俺の質問に答えろよ『刺客』っていうのは」

 無機質な目で見られた俺は困惑。吹き飛ばす感じに殴られて壁に頭をぶつける(威力がそこまで強くなかったのであまり痛く……)


「いてえっ⁉︎ どこ行く気だ滝川!」

(何故……どうしてだ‼︎)

 走ってどこかに行こうとする滝川を俺は追いかけた。

「おいっ、滝川あああ‼︎」

 屋上のフエンス付近で止まった滝川。そいつがこっちを向いて問いかける。

「さて……何の話をして欲しいのかな?」

「滝川っ……お前……!」

 息を切らして一休みしている俺。聞きたいことを改めて質問される。俺の様子を見た滝川が何も知らないのかと。ならばとペラペラ語り始めた。

「? 尾崎から俺の狙いとかを聞いたのかと」

 滝川は理事長の素性を調べ上げていたのか? わかる範囲ではこんな予想しか出来ずにいた。でも今は重要な事も口にしているっぽいので滝川の話に集中する。


「俺はな、『時限爆弾』ってやつだよ。層系(ここ)とは違う学校で雇われた存在なのさ」

 続けて雇い主についても隠さず話す。

「雇い主に言われたのは『層系学園をボロボロにしてこいって』。時限爆弾っつーのは命令によって他校の生徒として潜入、3年間の内どこかで悪趣味でスリル満点な仕事をしてこいってな」

 

 俺は滝川の話に思考がフリーズ。

「こんな報道を良く聞くだろ。教員中心の生徒に対する中傷、学校中で隠蔽している不祥事や不正。一般的にそういったのは学校独自の問題とか思われているけど、実のところ、多くは彼らの<負の功績>だったりしてだよ」


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