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学園で起こっている事は?

私立層系学園。全国でも卒業したものは箔がつく進学校。なのだが

この学園には謎があった。在校生は当然として、新入生も数日で噂が耳に入る。話の長いあのお偉いさん校長がいないと知る事になる。それから半年ーー

「えー、それでは本日は無事に新学期を迎えられてこれからいい日々を過ごしてもらえればと。まず教頭先生からお話があります」

進行役の先生が指名したのは教頭。生徒達も声を出さずにいられずざわついた。

「え」「ウソ〜〜〜〜」

「校長、一度も来てなくね?」

憶測も校庭中に耳に届く。

「病気じゃなかった? でも長くない??」

「ていうか、校長が長期間休職でも教頭たちだけで回してんのも怖くね? 代理校長すら話聞かねえし」

原因不明 。半年近く校長が姿を見せない。


◇ ◇

校長の謎の休職を見てて,

どんな人間にも問題はあるんだなあという学校中の暗黙の了解。

「8時25分…………、久々の余裕ある通学だな。ゆっくり向かうか」

そんな俺、成沢白夜16歳、現在高校2年生。道を通り過ぎようとした時に工事道具を固定している特殊なロープが切れた音がした。

 頭上に工事に使ういろんな道具が降り注ぐ。


「でよー、最近使う羽目になった塾の先生の滑舌が最悪なんだわ。授業の意味っつーか大してホワイトボードも使わねえからみんな困ってんの」

「うわー、前の塾の方がマシとかショックだろうな」

「なーなー、ウチの女家庭教師も声高すぎ? でー、九官鳥かってレベル。聞かせてやりたいわ」

 近くにいた同じ学園の3人組が勉強場所や人の話を愚痴ったりしていると、ものすごい音に話が中断。

「は?」




 学生街なので時間帯的にも学園の生徒が大半。

「な、何なの今の音!?」

 その音の方へ恐る恐る向かおうとする女生徒を発見。その子を制して自分が見に行くと3人組の生徒のうちの一人が言う。

「俺だけ見に……って白夜びゃくやーー!?」

 赤いペンキが倒れて俺の周りにこぼれている。そこに俺の友達な眼鏡生徒が来たので驚かせてしまったみたいだ。倒れた俺にはまったく当たっていない、何度も危機一髪を体験

している事。アクシデントがひどすぎなのだが幸か不幸か『悪運が強い』だけマシか。

「誰かと思ったらお前!? ほら手を!」

「……悪いな……」


 死神に愛されているかの様な状況にいても死にかけない、まさかの無傷が日常。それだけなら幸運と取れなくないけど。

「白夜、お前のカバンは?」

「……えっ、あ!!」

だけど相応の対価が発生するので文字通りの『悪の運』といえる。カバンには工事道具数個が刺さり、ペンキの汚れもべったりという有り様だった。単純にどれだけ困らせられるんだって思う。

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