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どんだけピザまんが好きなんだ……

「女の子といると、彼女が出来やすいけどなぜか男友達がよってこね~って?」

「……まあ、普通にお前と仲良くなりたくねーし。ムカつく」

 茨木が僕の肩に手を回してつれない事を言わずに一緒に帰宅してくれとうるさい。馴れ馴れしくチャラいうざさなので2文字いやで断っていたのだが考えを変える。

「いっか」

「マジで!? よかっ」

 僕は茨木の襟をつかんで裏がある様な笑顔を見せる。

「一緒に帰ってやるんだから寄り道に付き合えよ! お前らも来いよな」

「あ……わかった。だけど……どこに?」


 僕は茨木の質問にこういう事だと力説した。

「中華まん専門店のピザまんに決まってんだろ!」

「ピザまん?」

 ノーツの友達、帰宅部の短髪少年と文芸部な見た目の少年があの時の恐怖は忘れられないとばかりに震えていた。茨木には何が何だかである。

「やはり……。どこにでもありそうでない良くも悪くもなピザまん」

「地獄のピザまん地獄!」

 何だか怖がっている様子の2人の少年。茨木は何をそんなに恐怖を覚えているのかという感じだった。

「ノーツはな、あの店『ちゅうか』が好きすぎて俺らにも良くおごってくれるんだよ」

「? 嬉しいんじゃあ」

「何十個も……」

「マジか」


  彼らは1個80円のピザまんを50個は食わされた、このピザまん独自の美味しさに気づけと鬼の形相で。その時を思い出しただけで吐き気をもよおすといった感じである。

「このピザまん独自の味合いがわかるまでって……、鬼のように……」

「ノーツと親しくなりたいならこれをくぐり抜けるしかないんだ……」

 その話を聞いて茨木はひく。しかし、既にノーツがピザまんを手渡しに来ていた。

「一個目……」

「転校生がこれから地獄の入口に……」

 まずピザまんを一口食べる茨木。何かのイメージが頭に流れ込んでくる。

「……っ、これは……」

「どうしたんだ?」

 イメージを全身に感じた彼がノーツに話しかけられた。

「フッ、わかるのが超速だったな茨木」

「? いや、全然だけ」

「茨木ィ!!」

 ノーツの剣幕に「わか……ります」と口にした茨木は両手で強く拳を握られる。

「お前とは仲良くなれそうだって思ったよ」

「えっ……うん」

 ノーツの友達2人は俺達の苦労って……といった感じに立ち尽くしている。


 ノーツは寄り道して帰宅、宿題、食事、入浴などを済ませて就寝時間。寝る前に中華まん専門店での出来事を思い出していた。


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