魔法少女っぽくない!?
「確かにキタナク」
ここでかるなーが魔法を発動した。
「かるなー、フラッシュドリーム」
散らかっているゴミが勝手にゴミ箱に入っていき、キレイになった。何というか思っていたのと違う。
「ありがとうよ、かるなー」
(いや、楽しいと思えばいいかもな)
そこはもう解決したので別の場所へ移動。惣菜屋の前を通った時、お店の人達が喧嘩していたのでビックリ。
「夫婦ゲンカ?」
「かるなー、フラッシュドリーム」
彼女の魔法がその人達にかかった結果、父親が鉄球などを持ったいかつい姿になったり母親が全身武装に変化という状態。やり方が違うんじゃないかと聞いたら、かるなーはミスっちゃったという感じだ。
「わ~~、止めるもんだろ!?」
「あ、うっかり~」
他にも子ども達に魔法を手品っぽく見せて楽しませているとか僕的には何となくつまらない。
(なんかジミな仕事ばかり。残念と思わずにいられないよ)
「いつもありがとね、かるなー」
僕はそれも平和で良い面かと思い直す。
(この町が平和だという証明といえるかも)
町のパトロール中に小学校の方へ。校門の外側を通りすぎかける。小学校の飼育小屋で困っている様に見える女の子を見つけたかるなー。僕も一緒にそこへ向かった。
「あ、かるなー」
「どうかした?」
「あのね、ウサちゃんがご飯を食べてくれないから心配で」
かるなーが魔法でウサギ達に念じた。
<みんな、食べないと元気出ないよ?>
「? 魔法が拒まれた? 何でかな」
魔法はしかし効果がなかった状態に。それならと動物と念話可能な僕が話してみると言い、かるなーと交代。
『きゅーきゅー』
みんなは動物の鳴き声にしか聞こえないだろうけど僕にはわかる。
「うん、そうなんだね」
ウサギさんが手に乗りたがっていたので乗せてあげた。
『……<オレ達は昔、名の知れたエリート社長だった>とか言ってるけど』
「そんな事、聞いてないんだけどな~?」
手の平から降ろしてあげた僕はエサについて説明を始めた。
「このエサにはウサギが食べない方が良いピーマンとか生の豆が混ざっているんだって。この子達、かしこくて良かったね。ニンジンまたはキャベツの葉が欲しいんだってさ」
僕のアドバイスを聞いた女の子が特に疑問に思わず、ウサギにニンジンを食べさせ始めた。ウサギも希望通りのものをもらえて何だか嬉しそう。
次回更新予定は土曜日です。




