ヒロインな娘が選んだのは
陽光は化け物を倒すために強く願う。
強くなるんだ
強くあろう
アフリカ系民族仮面と勝手に名称をつけた異星人の体に飛び乗り、駆け上がる。そして相手の攻撃も跳躍して躱す。そのままの勢いで『念木』から生成した鎌で急所に突き刺した。
「でりゃあああ! オレの友達に手は出させねえ!!」
大切なやつを守れる様に
異星人が消滅したので笹川が地球外生命体と一緒に走り寄って来た。
「植木くん!!」
胸を引き裂かれつつも、激しい動きで消滅させた彼は息を切らしている。だが、無茶な行動をした彼女を叱責するのを忘れなかった。
「~~っとにアホが!!」
「!!」
陽光の怒り声を正面から受けた彼女はびくっとする。
「ったく。後先考えずに突っ走ったりしたら危ねえから! 命より大事なモンなんてねえんだ!!」
「ごめんなさ……」
笹川は心配かけたんだと涙ぐんだ。
「でもよ、サンキュー」
彼女が抱くように持っていたゴーグルを受け取った彼はお礼を言う。お礼の言葉を受けて彼女は微笑んだ。
「うおっ、夜明けじゃん! マジかー」
そんな中、地球外生命体が(植木とかいう少年がここまで戦るとは……使えそうや。逃しとうない)等と考えていた。
「植木君……?」
彼が手に持っていた木の棒を落として倒れこんで来たので笹川は叫ばずにいられない。
「植木君っ!! 植木君……返事してよ。いやっ……いやだよぅ! 植木君……」
何とか出来ないかと彼女は介抱しようとする。だが、かなり服に血で染みが広がっていた。この出血量じゃと涙する。
「――わいの必殺道具をあれだけ使いこなせてたから驚きだったとよ……。植木はそれだけキミの事を助けたかってんね」
(植木君――――――……)
その時、地球外生命体が嘘のような本当の話を持ちかけた。
「ほんとに!?」
「――ただし条件があるばい。これを承諾したらわいが死ぬとキミも死ぬ。キミが死ぬとわいも死ぬ。つまいわいと一心同体になるん。そうじゃないとわいの力を使えんたい。それが条件とよ」
地球外生命体の力は相当弱っているそうだ。彼女の生命エネルギーを吸い取って生き続けたいとか。信じられない様な話だが、地球外生命体の宣告を熟考してどうすべきかを決意する。
「植木《彼》はまだ生きとーよ。今ならまだ救える。どうするん?」
(植木君を私が助ける事が可能なら。少しでも力になり得るんなら――……)
覚悟を決めた笹川のいる中心付近んに光が放たれる。数分して陽光は目を覚ました。
「……ん、あれ!? 痛くねえ! オレ、助かった?」
もう少しでこの話は終わってしまうので日曜日(今日7月12日)の内にもう1回掲載して終わらせますね~。
いつも通り夜にでも。




