赤ずきん
「赤ずきん、おばあちゃんがご病気なんだって。
お見舞いに行ってあげなさい。」
赤ずきんはそういわれおばあさんの家に向かいました。
お母さんは赤ずきんに寄り道をしないように何度も言い聞かせました。
この頃森に狼がいるといわれているからです。
赤ずきんはお母さんの言うことに従わずに途中で寄り道をしました。
おばあさんにあげるものを途中で拾いに行ったのです。
お母さんからおばあさんへのおみやげにパンとワインをもらってましたが、
それとは別に拾いに行ったのです
寄り道をしておばあさんの家に行くのが遅れた赤ずきん
なんだかおばあさんの家の様子が変です。
疑問に思うも赤ずきんはそのままおばあさんの家に入っていきました。
「おばあちゃん、おばあちゃんの目はなんでそんなに大きいの?」
「それはね赤ずきん、お前をよく見るためよ。」
「おばあちゃん、おばあちゃんの耳はなんでそんなに大きいの?」
「それはね赤ずきん、お前の言葉をよく聞くためだよ。
「おばあちゃん、おばあちゃんの手はなんでそんなに大きいの?」
「それはね赤ずきん、お前を抱きしめるためよ。」
「おばあちゃん、おばあちゃんの口はなんでそんなに大きいの?」
「それはね赤ずきん。お前を食べるためだよっ。」
そういっておばあさんが、いえ狼が赤ずきんに襲いかかってきました。
赤ずきんは逃げようとしましたが狼の身体能力にかなうはずもありません。
おばあさんの小屋から逃げることもできずに倒されてしまいました。
赤ずきんは足をけがしてしまい立つこともできなくなりました。
赤ずきんが逃げることができないと知ると狼は赤ずきんをほおって赤ずきんの荷物をあさりだしました。
赤ずきんの荷物からパンのいいにおいがしていたのでその匂いにつられたのでしょう。
狼は赤ずきんの方を見て逃げていないことを確認するとパンを食べだしました。
どうやら狼は人を食べたことがないようです。
なので赤ずきんよりかパンの方を先に食べたのでしょう。
パンを食べた狼を見て赤ずきんはにやっと笑いました。
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「うまくしとめたわね。
おばあさんの家に来なければ猟師にでも狩るられて苦しまずに逝けたのに。」
赤ずきんはパンを食べた狼が苦しんで死んだのを見ると悪そうな顔で笑いました。
「おばあさんがこの狼に食べられて死んでいたらなおよかったんだけど・・・・・。」
そういいながら赤ずきんはおばあさんのベッドの下を調べだしました。
そこにはおばあさんが捕まえられていました。
縄でぐるぐる巻きにされた上にさるぐつわをされてます。
そのせいでさっきの会話中に話すことはできなかったのでしょう。
病気で弱っていたときにしばれれていたのでおばあさんはぐったりとして動きません。
「さて哀れなおばあちゃんは狼に突き飛ばされて死んでしまいましたっと。」
そういいながら赤ずきんはおばあさんの頭をつかみ後頭部を床に思いっきり打ち付けました。
後頭部を床に思いっきり打ち付けられたおばあさんは病気で弱っていたのもあって死んでしまいました。
その後狼の手を取っておばあちゃんの顔面にひっかき傷をつけました。
これでおばあちゃんが狼に殺されたという偽装はばっちりです。
「ああそうそうこっちも忘れてはダメよね。」
そういって赤ずきんは狼にも偽装をほどこしていきます。
狼をうつぶせにしてまたがり、首に向かってナイフを振り下ろします。
ナイフは振り下ろします。
ナイフはパンを切るものですからそんなに鋭いものではないので何度も振り下ろします。
そのうち狼の首からは血が大量に吹き出してきました。
赤ずきんの服は真っ赤になっていますが赤ずきんは気にしません。
狼に殺した後の傷を偽装すると赤ずきんは狼の毛皮をはぎ取って家に帰っていきました。
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「赤ずきんっどうしたの。その血はっ」
赤ずきんのお母さんは赤ずきんの姿を見て顔を青くしました。
それもそのはずです。
赤ずきんは首を刺した時にもろに返り血をかぶっていた上にそこから狼の毛皮をはいだため全身に返り血を浴びていたのです。
しかも赤ずきんはそのままにしていたため血が黒く変色しています。
赤ずきんは声も出さず表情も変えずに涙を流しました。
それを見た赤ずきんのお母さんはとりあえず赤ずきんに何も聞かずにお風呂に入らせその日は寝させました。
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母親も馬鹿だな。私の演技も見破れずに。
私はただいるだけの老害であるおばあさんを殺した。
そして母親も老害になれば・・・・・・・・
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その後赤ずきんとお母さんはお母さんが老害になるまで幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし
途中で赤ずきんが寄り道したのはおばあさんに盛る為の毒を調達していたからです
そしてパンに毒を入れたのです。
そのパンを狼が食べたので狼は死にました。
毒は苦しんで死ぬものですので狼は苦しんで死にました。




