数えて跳び跳ねて
私の詩
ひとつ欠けた満月を右手に掲げ
ふたつ見える小さな光は猫の目
みっつ落とした飴玉は今闇の中
よっつ数えて跳び跳ねて消える
いつつ在ったらきっと大丈夫さ
むっつ在ったらむしろ駄目かな
ななつ転んだら諦めて良いよね
やっつ起きたら誉めてほしいな
自転車でも徒歩でも
使う器官は同じだよね
携帯でもパソコンでも
見てる画面は同じだよね
覚悟が無いなら立ち去るべきだよ
この世界から
覚悟が無いことを隠し通す覚悟が無いのなら
ほら、ね?
ひとつ欠けた満月を右手に掲げ
ふたつ見えた猫の目はもう無い
みっつ落とした飴玉を惜しんで
よっつ数えて跳び跳ねて消えた
いつつ在ったら大丈夫さ何が?むっつ在ったら駄目だよ何が?
ななつ誓って立ち上がれよホラ
やっつ転んだら諦めたくなるね
卵が先か鶏が先か
順序なんていいじゃんどうでも
私が先か自分が先か
どっちでも結果は変わらないよ
覚悟が無いなら立ち去るべきだよ
この戦いから
覚悟が無くても立ち向かう覚悟が無いなら
ほら、ね?
ひとつ欠けた満月に見下ろされ
ふたつ見えた猫の目がまた在る
みっつ落とした飴玉を追憶して
よっつ数えて跳び跳ねて消える
いつつ在ったら幸せものだよね
むっつ在っても使いようだよね
ななつ祝って通った道をも一度
やっつ転んでもまた歩いていく




