中央国家ドラクンクルト
新章突入。
短く進めていきます。
「わ~、ひろ~い!」
国境を越え、その中央にある都市へとやってきた三人。
検問に関しては、ギルドの一員であり、この都市にて行われる試験を受けに来たということと、それを証明するものを見せれば通れた。
そして中に入ってみれば、そこは椛たちのいた街とは比べ物にならないほどに盛んであり、すぐ後ろからは今しがた来たばかりであろう商業人の場所が通り過ぎていく。
「人通りが多いから、気をつけないとね」
「そうだね~」
「それじゃ、さっそくギルドに行きましょう。門兵の人たちにさっき場所を教えてもらったから」
「は~い」
「失礼しまーす」
ギルドと思われる扉を開き中に入ると、そこは喧騒に包まれていた。
別段悪い雰囲気ではない。ただ中にいる者たちの声は飛び交っており、そのせいで自然と声が大きくなり、大きな声に対しては大きな声で、とそれが空間を作っていた。
椛たちが入っても特に誰も気にすることは無く、空間の空いている真正面を抜けて受付と思われる場所へと入っていく。ここはギルド共通なのかもしれない。
「あの、私たちピメンタからここで行われる試験を受けに来た者なんですけど、そのための滞在許可をもらえますか?」
「あ、ドリフターの資格を受けに来た方ですね? それでは、こちらの紙にお名前をお願いします」
「わかりました」
受付の人から渡された紙に、名前を書いていく。既に椛は、この世界の文字は覚えていたので書くことに違和感はなかった。
対して悼也と椋だが、悼也は自分の名前までは書けている。しかし、椋は未だに覚えていなかった。
それでも、まだギルドメンバーとしての証明書にはこの世界の言語で書かれているため、四苦八苦しながらも書き終えることが出来た。一目で見れば、ミミズみたいな字だったが。
「はい、確かに……わかりました。モミジさんに、トウヤさん、リョウさんですね。それでは、我がドラクンクルトでの活動を許可するための依頼がこちらになります。また、今日から二日まではこのギルドでの寝泊りが可能ですので。
それではようこそ、中央国家ドラクンクルトへ!」
これからは基本的に短く進めていきますので、ご了承ください。




