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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

片翼の翼

クリックありがとうございます。

ちょっとシャイな男の子が恋をして行く物語です。

面白いれんさい小説なので是非読んで下さい。

俺は、前から翼が欲しいとばかり思っていた。

いつもひとりぼっちで、離してくれる奴なんか中学の入学式からずっと。あたりまえのようだった。

正直言って寂しかったのだと思う。翼があればどこにでも行ける。優しい人に囲まれて人気者になれる。


でも、翼をくれる奴なんか誰もいない。当たり前だ。こんな俺にくれる奴なんかいる訳もない。


両親は、事故にあい、亡くなってしまった。


俺のウチは大きな屋敷だったから、親戚も沢山居た。

俺は、両親が死んでから俺は親戚のおばさんの家に預けられる事になった。


おばさんの家も大きな家で家族が沢山居た。

長男の智裕ちゆうに、次男の颯太しょうた、長女の鈴加すずかに次女の沙羅さら。おばさんとおじさんの他に執事やメイドが沢山居た。俺のうちもそんな大家族だった。(兄妹はいないけど。)


おばさんのうちに預けられて、智裕達とは凄い仲が良い関係になった。兄妹と言うまでもなく、素晴らしい関係に。

でも、俺の心はどうしても自分の両親の事が残っていてとても心寂しかった。小さい頃の事だから余計に覚えている。

おばさん達には申し訳ない位、両親にたどりつく家族までには行かなかった。


高校生になって俺の心は晴れのち曇りの様な心になった。

と言うか、曇りの方が多かった。寂しかったのもあるが、仲間がいない。

こんな俺に話しかける奴もいない。俺はひとりが慣れていた。

* * * * * * * * * * * * * * * * * 

そんな曇り心の入学式。俺に声をかける奴がいた。

「なぁ、はいらねぇの?俺と同じクラスだろ?・・俺、ひびき!よろしくな!」

(しらねぇ・・・)

俺が教室のドアに手をさしかけたとき、響が声を上げた。

ガラッっと響がドアを開けたとき、教室が・・・・・・シ・・・ン・・となった。

ざわめきが消え、こそこそと話し出す。

また始まった。中学の時もそうだった。中学の時よりこそこそは増えたかな。

コソコソの内容はもう聞こえてる。

「ねぇ、あの二人超イケメンじゃないっ・・?!」

「絶対ねらってやるぅう・・!!」

こんな感じだ。響もすごい金持ちのイケメンみたいな御曹司の様な子だ。人気があるのも無理はない。

俺は・・こんな自分の顔が嫌いだ。50人程告白された事はあったが、全部断って来た。

かっこいいだと・・。ふざけるな。

こんな顔俺は嫌いだ。だいっきらいだ。


俺と響は顔を見合わせ、席に着いた。この始まりが響と俺が親友になる始まりだった。

それぞれの家に泊まったり、勉強したり、アイスおごったりおごって貰ったり昼飯食ったり。色々した。


ーこうして楽しい高校生活が過ごせそうな俺であった。

次回もお楽しみに!

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