第六話
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皇帝は『琥珀の庭』での話を協議の結果を待ちに待っていた、執務室に呼び全員からの話を聞く前に高官達の額から流れる汗が皇帝には嫌な未来の事しか見えなかった。
「・・・・・・と言う訳でして、皇帝陛下には無償でも渡すとの事ですが! 他には渡さないと・・・・ そして一門を率いてこの国を出ると言っております。」
「補足ですが、陛下以外にそれは皇太子殿下・正妻・側室や公爵家も含みます詰まりは全王侯貴族を全て含みます。
仮にですが陛下の為に無償でも陛下以外が使用したならば直ぐにこの帝国を約束(契約)を破ったと出て言ってきますぞ。それと今回使用したのは大将軍に帝国貴族でも大きな恩が有りその時に助けてくれなければ自分は死んでいたから『エリクサー』で家族全員を無償で回復させたとの事です、恩には恩で恨みには恨みでと・・・・・」
「それとですが、恐らくは他国の王族でも無理でしょう、雰囲気で分かります、我が国で怪我や重症になってもです」
「そうかそうだな、カイル殿は確かにあの時に舞踏会の場で殺気が漏れていたのは覚えているぞ、それと幾分か寒くなっていたな。『琥珀の庭』で一番恐ろしいのは間違いなくカイル殿だ彼を相手して交渉など無理がある。
王侯貴族が一番嫌いだと言われたが、俺が皇帝でも若い時に冒険者として仲間と実力でSランクになった事でに『貴方の事は尊重している』、そして俺にだけは会話してくれたている。
話しは変わるが隣国ステンタングとの戦争は今この瞬間に始まるかも知れんのだが・・・
ステンタング王国西の大国には恨みしかない、全てが強襲・罠・急な侵攻等あるが! 我が偵察隊に強行偵察隊と戦わない努力している。
我が国に来るルートは決まっている、三つの道だけだ全てに城塞がある一つは川に橋と橋には細工してある何時でも壊せる侵攻を止めるのは簡単だ。
残りの二つの城塞は大陸の公道にも関所ではなく城塞があるが今は古くなり再改修しているが、まさか公道を止める事はしないハズだ。」
「確かに公道である『中央行路』を封鎖すれば他の各国が黙ってはいませんが、しかし改修となればステンタング王国の兵を引きつけて戦争時に前線の兵が少なくなります」
「後は各尚書と最高幹部に軍部の重臣を集めての説明だな、『エリクサー』と我が嫡男の事を皆に言わなければならない」
「では直ぐに調整して集めますが?」
「なるべく早くだが、慎重に他には漏らさない様に漏らした場合はその者が誰であろうと毒杯か斬首にする良いな」
「「「「「御意」」」」」
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リーバイス帝国
宰相・各尚書配下の最高幹部に軍部の重臣達の出した答えは最終的には皇太子の座はその地位を剥奪ではなく、空位とされたがそれは七人の息子の内一番に有能で皇帝としての資質に性格等も考慮すると皇帝は『宣言』した。
皇太子の任命は高位貴族と言われる、公爵家・侯爵家・各尚書等が派閥の原理を入れずに投票し皇帝が最終決定する事になったのだった。
因みにだが、裏で金などが動けば直ぐに捕まり家格を下げる事が決定したが!
最悪は毒杯か斬首として一族をこの世から消すと・・・
そしてその馬鹿な者が貴族やら役人に二月で四桁を越したのだった・・
皇太子の母親も実家も怒りに怒ったが! しかしその前皇太子の性格や横暴な態度は有名だ、今後帝国は家臣達からも離反され『琥珀の庭』も現皇帝が退位した時はこのリーバイス帝国から去る事を強めに強調した、それに呼応して南東の貴族は皇帝の意見に賛同し皇帝派が増強されリーバイス帝国内の派閥争いが大きく動いた。
先ずは皇帝派だが全貴族の四割が今回の件で七割になり、貴族派は二割に中立派は一割も居なくなったのだった。
この件で国家が内側から崩壊すると言われてしまっては公爵家でも何も言えなかった。
他に居る公爵4家・侯爵家等が同意し、軍部では騎士団団長達軍部・魔法師団も同意した。
結果は見るも無残な物であった、一門からも離脱者が多くいた事で如何に自分の甥が前皇太子が愚かなのかに気が付いた時には勢力は半数以下になっていた。
もしも反抗して兵を集めれば直ぐに『琥珀の庭』のカイルが潰すと皇帝に言っていた事がある、シェーラにあの視線を向けた事が切っ掛けだが皇帝に対してその件を自分から奪えば最悪のシナリオが待っているとも言っていた。
『琥珀の庭』が此処に居れば何故ならこのリーバイス帝国に居れば安心安全が得られるのだからだ。
帝国に無理も言えるし他の傘下国に友好的な実質的な参加国に貸しを作り、そして優遇されるのでこの国の存在は自分達に有益であり快適な国となっていた。
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『琥珀の庭』
彼らの離脱を考えれば自ずと答えは決まってる。
『魔の森』からの脅威を力で抑え込んでいる、帝国軍が今まで数百年悩んでいた問題をたったの六人で抑え込み帝国中に六人が鍛え上げた冒険者が帝国全土の魔物を次々に駆逐していた。
(『琥珀の庭』は仲間と言うよりも配下になのだが)
リーバイス帝国全土の魔物駆除はA・B・Cランクが冒険者ランク下位のD・E・Fを指導・教導しているが手出しは危険と判断した時だ、パーティーを訓練時に見てバランスが良い様に意見を聞き好きか嫌いか地元等も考慮している。
そして『琥珀の庭』は稼いで使い処がなく町・街には必ず地元の宿には契約してある程度の部屋を使わなくても確保している。
部屋代や食事代も無論全て出している、基本的にはD・E・Fランクだが移動はクエスト報酬(自分の懐)から出すのが基本だが最初に『琥珀の庭』の後方支援の街でのクエストで資金を貯める、Dランクに昇格すれば他の街等移動しクエストだが絶対にCランク以上の指導する者が同伴する。
自分達が貯めた金で目的地に向かう、宿泊する場所が無ければ野宿だそして食料・水・毛布・薪・鍋・テントと以外にも天候と多いのだ・ポーション等と武器・防具はレア物以上を用意しなけれな帝国全土にその傘下国には行けない決まりもある、これは安全を第一にした事で約三年今のところは死亡者は20名以下である、所属している冒険者は既に四桁を超えているであるそれが新人冒険者の死亡が20名でそのうちの全員が勝手にやった事だ。
指導する者がいれば死亡者0であるのは変わらない、そして死亡者の家族には最低限しか支援をしないが一部にはこの件で訴える者も居るが普通は何も出ないので全てを無視している。
移動にも歩き・荷馬車・駅馬車と色々あるが、一番の移動方法は商人の護衛依頼を受けての移動である、交渉次第では荷馬車に乗り盗賊や魔物が現れれば討伐するし倒した魔物次第ではその場で直接商人が買い取ることもある。
冒険者ギルドを通さずに売買は禁止とは言われないが、初心者は良くも悪くも商人に騙される事が多いので冒険者ギルドでの討伐の部位に素材を売る事が推奨されている。
次話に続く




