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第四話

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 カイルはSランクからの認定が冒険者ギルドと国が絡み認めさせるのが嫌で頭にきていた。



 そんな中で王侯貴族が言った・・・ 


 言ってしまった。


『もしお主がSランクになりたいのなら、我らに忠誠をそして命令に従えそうすれば国王様に助言してやる』


『そうだ我らに従いそして我らの為に生きろ、小遣い位は出してやる一回に付き白金貨一枚をだしてやろう』


『うむ、大金だぞ、屋敷も女子も用意してやろうぞ。』



 等々と聞きたくもない言葉がこの国の貴族の口から出てくる、此奴等は阿呆か!冒険者を手下に忠誠ってその相手に相応しいとでも思っているのか??



『お前等は阿呆か!! 年若い小僧なら御しやすいとでも思ったか、冒険者は自由だそれを忠誠だと貴族の豚共の手下に下る位ならSランクなんぞ鼠や豚に食わせる。

 俺をその辺の金目当ての冒険者と一緒にするな、こんな国は此方から御免だな』


 既にここでの会話は風魔法でこの屋敷の外で待っている仲間達には伝わっていた無論だが他の市民に騎士団やら周囲2キロ程に広まった(これは貴族街に大きなダメージになると皆が恐れたが)、俺は覇気を放出し騎士等全員が俺の向き出しの覇気を食らい意識を失い部屋全体がヒビやガラスは我て壊れた。

 部屋の外の兵士達は少し踏ん張ったが一秒だったか、俺は歩いて堂々と屋敷を覇気で壊しながら進んで外に出た。

 覇気を全開にしてなかったたんだがヤッパリあれだなゼンの言う事は間違いないな、俺の覇気は上級騎士にも勝てる・・・・・


それに氣使わない様に言われたんだけど納得だな、これで氣やら魔力を練り込んだら死人が出るわ!


 その後にこのゼンバースト国にカイル()は生涯国内に来ることはなった、スタンピードで冒険者ギルドの強制依頼でも国王達の連名での呼び出しにも当然無視したのだった。



 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 クエストを終わらせ甘い時を過ごしていたカイルとシェーラの所に三日後にライゼン(虎の獣人族)が来た。



 怒る前にシェーラに止められた、そして・・・・



「シェーラ具合はどうだ?」



「ツワリが酷くてこの部屋でしか動けないわね」



「そうか、俺の妻もそうだったがな、ツワリが酷いのは夫が妻を甘やかしすぎって話だぞ」



「オレの責任かよ・・・・」


 そんなの知らんわ、シェーラとの初めての子だしさ・・・ 誰だって?



「お前もやったんだろうが、俺が悪いとか言うな」



「で! 話は変わるがカイルよ! 何か言いたい事は無いか?」



「勝手に話かえんなや! 何もないし・・・・? 十日後にはここを出てシェーラをハイエルフの里に送ってくるから何か有れば・・・・  あっ! やっぱ何が起きても連絡寄越すな」 


勝手過ぎるカイルの発言だが其処は以前から重症になってきているので了承した、今の時点でそれを止めるのは危険すぎると判断したからだ子供出来て性格が変わったので放置が正解だ。



「随分と勝手だなオイ、ハイエルフの里ならこの世で一番安全だろうが、数か月居なくても良いがお前は報告を忘れてたな。

 スタンピードでの豚共を帝国や冒険者ギルドに売るって言う話だ、確かに「喧しい」・・・・・」


 自分が全て悪いのに逆ギレしてる!

 だが倒した者が倒した魔物の所有権を持っている。



「ゼンの報告書に記入してあっただろうが、それで七日後に豚共を9万体売りに行くそれと追加の報酬を貰ってくる。

 後は子供達の為に甘未類や・・・酒か! 他にも衣類か毛布や布団を後二ヶ月で寒くなるしな流石に雪は降らんが寒いし、俺は寒いの嫌いだし薪もいるか炭も既に注文はしているし金も払っているから取ってくるだけだ。

 後は商会に適当に用意して貰っているが問題あるか???」


 切れ気味で文句を言うが『琥珀の庭』と言う名の城郭都市には十重二十重に何重にも区画が有り壁が有り風が強風でも中の領民はそよ風位にしか感じない。

 言葉足らずだがやる事はやっているから余り文句も言えない。

 魔物も絶対に襲撃出来ないほどにカイル・朱里・シェーラ・武閃(鬼族)・が悪ふざけして魔改造している最中であった・・・・



「問題があるぞ、他にも有るだろうが」



「『モーリン教』に虹貨五枚寄付した事か?」



「惜しいが違うが話の流れ的にはあっている、それは一般常識を超え過ぎているんだ、一般市民や貴族でも渡しても良い物でもない。」


 エリクサのあれか?



「・・・・エリクサーか?」



「はぁ~ やっと分かったかよ、お前がこの世で一番嫌いな種族の高位貴族の元騎士団長に渡したのは何故だ?」


 貴族嫌いのお前が両足に利き手の右手を無くし、貴族を引退した名のある大将軍に・・・・・



「ん・・・・・ 昔に世話になった、詳しい事は(はぶ)くがな。

 俺が生きている・・・・ 彼が居なかったら俺は皆に逢う前に死んでいたな、命の恩人だ」


 おいおい! そんな顔すんなよ、始めて見たなそんな顔を・・・



「分かった。 だが一般人の家族に母親・息子・娘には何故だ、そんな恩義も無いだろうが。」



「その母の旦那が先ほどでた話だが、大将軍の部下で有能で軍師として勇名を馳せた人物で俺の命の恩人だ。何か有れば直ぐに家族五人全員を此処に迎え入れるし既に打診しているので次に帝都に行った時にどうするか俺が全責任を取るが文句はあるか?」


 既にカイルからは覇気が漏れている、流石に殺気は無いが怒りがただ単に漏れていた殺気等が無いのは隣にシェーラが居るからだが。



「・・・何だ全員が恩義があるその家族か、分かった。 帝国には俺から説明しておくわ。 確かに恩義を忘れるのは仁義に劣る行為だ。

 しかしだな、エリクサーを何本も使ったので帝国から売ってくれとの話が有ったがどうする?」



「知らん、何故俺が恩義も世話にもなって無い逆に貸しがある奴らに大事なエリクサーを分けてやらねばならない。 

 売るつもりはないし金で売る物ではない、恩義あるものにしか俺は使う積りはないぞ恩人とその家族にしか使わない」


 なるほどね・・・・・ 確かにカイルは義理や恩義には厚いからな、それなら納得だな。



「だよな、お前ならそう言うだろうと思っていたが後は幹部達に任せよう。」



 俺はそのまま帝国の使者に会う事にした。

 もう一つの条件じゃないがな。

 面倒だが仕方が無いな、エリクサーを作れるのはカイルともう一人だけだがそのもう一人は実家で養生している。


 エリクサーを造れる存在は俺が知るかぎりは二人しか知らない、ハイエルフが創る事が出来ると聞いては居るがそれが本当かは聞いた事もないし、また一度しか有った事も無い、ハイエルフに会うのはエルフの許可にハイエルフの許可がいるがその前にだが、エルフの里の場所が分からん。

 それに精霊だなカイルのもう一人の妻だ、今は数十年ぶりに生まれる精霊族を一族が守っている。

 手を出せば国が亡ぶと言われているがな、打倒な話だな精霊が居なければ魔法等は使えなくなるんだから事実だろうがな。


 最初から積んでいるので俺達もエリクサーを持っているが全てがカイルからの貰い物だ、その辺の店では購入なんぞ出来ない伝説の代物だ。


 王族・皇族が数本持っているとはきいているが、本当に持っているかは信用できない。





 次話に続く

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