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私の人生日記  作者: 柚乃
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千日目:なにかがおかしい

12月13日(水)


なにかがおかしい。

変。

なんで。

どうして。


今日は学校に行けた。

でも、あの日から、彼に会ってから、

なにかがおかしい。


クラスの人たちが急に優しくなった。

先生たちが1日1回は私に声をかけるようになった。

親の出張が頻繁じゃなくなり、家にいることが増えた。


なんで。

どうして。

みんなどうしちゃったの。



でも、心当たりはある。



遡ること8月10日。


ピンポーン


「はーい、、って、え、?」

「どーも、柚乃ちゃん」

「あっ、えっ、えっと、」

「今、少しお話できるかな?」

「あっ、は、はい。」


玄関を開けて、リビングに通した。


「いや〜、やっぱり人違いじゃない。柚乃ちゃんだ。」

「あ、あの、」

「ん?」

「ず、ずっと気になってたんですけど、」

「なに?」

「な、名前、って、」

「あ〜笑 言ってなかったね笑」

「は、はい、」

小笠原(おがさわら) 瀬那(せな)。」

「お、小笠原、!」

「そうだよね笑 柚乃ちゃんは聞き覚えのある苗字だよね」

「は、はい、」

「柚乃ちゃんの想像通り、優太(ゆうた)の兄です。」

「や、やっぱり、」


優太さんとは、ずっと片思いしていた先輩のことである。

でも、優太さんは4月に亡くなってしまった。


「柚乃ちゃんさ、優太のお葬式来てくれてたよね?」

「は、はい。もちろんです。」

「だよね。顔でピンと来てさ笑」


優太さんは唯一学校の中で私の味方をしてくれた人だった。周りの人達に何を言われても私は毎日学校に行けた。でも、優太さんが亡くなってしまってから学校にはたまにしか行けなくなってしまい、それを気にかけてくれたそう。


「柚乃ちゃんさ、頼ってよ。俺の事。」

「あっ、え、?」

「柚乃ちゃん分かりやすいよ。顔に書いてある。助けてくださいって。」

「いや、そんな笑 なんもないですよ。」

「優太もそう言ってた。毎日笑って、俺に嘘ついて、結局限界きちゃって、 なんで自殺しちゃったかな、」

「じ、自殺、、? 交通事故じゃないんですか。」

「違うんだよ。優太は自殺しちゃった。」


優太さんの自殺理由は親族の中での話になってしまい、周りには「不慮の交通事故」と話された。


「ごめんね笑 こんな暗い話しに来たわけじゃない!」

「どうしたんですか?」

「俺のこと頼って欲しい。勉強でも、生活面でも」

「どうして、ですか、?」

「もう誰も、失いたくない。救えなかった命を増やしたくない」


そう瀬那さんに語られ、私は何時間と学校でのいじめの話をした。


「なるほどね。ありがとう。 夏休み明け一緒に学校行こう。」

「あっ、え、えっ、?」

「大丈夫。門まで着いてくだけだから。」

「あ、ありがとう、ございます、」


そう言われ、夏休み明けからは毎日のように学校に行っていた。



時は戻り、12月。


受験が近づいてきて、教室の空気がピリついている時、事件は起こった。



番外編:あの日、あの時

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