十日目:行きたくない。
3月12日(水)
今日は、先輩の卒業式。
行きたくなかった。
絶対に泣いちゃうから。
あなたが来てるかなって沢山探した。
でも、いるわけが無い。
それが悲しかった。
辛かった。
トイレの中で1人たくさん泣いた。
「うわ、またあいつ学校来たよ。」
「なにしにきたの?」
「卒業式とかうちらの行事なのになんで居んの?」
「あいつやばくね笑」
「それな笑笑」
先輩達からもそう言われてる。
クラスの人達だけじゃない。
この学校全員が私の敵。
味方なんているわけが無い。
教科書に落書きされて、破かれて。
ノートを持ってきても隠されて。
上履きの中にはいつも虫を入れられてて、ゴミ箱に捨てられて。
クラスに入ると、笑われて。
椅子は外に投げ捨てられて、机には落書きがしてあって。
トイレにいると、いつも上から水をかけられる。
どうしてこの高校選んだんだろう。
中学生の時は、ここがキラキラしてて、素敵に見えた。
いつも先生たちは知らないふりをする。
先輩たちは、クラスの人たちに乗っかって物事を言ってくる。
親は仕事でいつも家にいない。
頼れる人なんて、この世に一人もいない。
誰も味方なんか居ない。
学校なんか、行かなきゃよかった。
幸せに笑ってられる日なんてない。
私がこうしてみんなに避けられて、いじめられてる理由はよく分かってる。
だから、なにも言わない。
ううん。言えない。
あなたがいたら、私の事助けてくれてましたか?
そばに居てくれましたか?
私はあなたのことだけを信じてました。
頼ってました。
なのにあんなことしてごめんなさい。
百日目:やめて。




