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疲れた有機体の戯言

録録散拾録

関数xの私は刻刻と彩られるカメレオン。

だけど私は有限、カメレオンはキリンになれない。

そのブラックボックスは定まらない法則性があり、結末を永遠に持ち越すミステリーなのだから考えても答えはでない。そもそも箱の中には何もないのかもしれない。しかし、その考察が全て無駄とは限らない。私が思考する限り、箱の内は偉大なる可能無限の楽園であり、シュレディンガーの猫箱が如く虚無と無限とが手をとって踊っている。箱は死という名の南京錠で閉ざされ私はその聖域に踏み込むことは許されないが、知恵という権限をもって箱を好きにいじくれるのだから蛇にも感謝しなければな。とどのつまり、有限性が孕むのは絶望だけでない。終わりへと向かうからこそ、不毛にも考えもがくこと、真偽の分からぬ問答もまた雪の結晶なのだ。

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