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齢数万の亀は背中の国でほのぼのしたい!!  作者: ボクっ子最強説!!
絶望前
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4

《封印解除当日 上之世界極楽一室にて》


「ふふふ、遂に彼がボクの封術を壊したようだね」

「はい、あなた様が僅か数百年ソコソコで術を壊されるとは。 少し御手が鈍られたのでは?」

「バカを言うんじゃないよ、ボクの腕が鈍ったって話じゃないんだ。 彼が本腰を入れたって話をしているんだよ。 そもそも、最初から全力で解除とかされてみな? 一月も持たずに解除されてたよ」

「それは流石にオーバーとゆう物でh・・・」

「オーバーなものか、寧ろ謙遜した方だよ。 彼の全力なんてボクも正確には知らないんだから」


 上之世界、正確には神ノ國と呼ばれる全景数千キロにも渡る大きな雲の上にある國だ。

 この場に置いて上や神と称されるのは死して現界に留まる強者の事、例えば『力竜の片欲』と呼ばれた当時最強の龍騎士や『絶技の極致』と呼ばれた最強の空手家。

 要するに時代を左右する程の努力と天賦の才を要した存在が行く場所なのである。

 彼等は所謂下界にも降りることが出来、気紛れに人を助けたりもする。

 だが殆どの場合は下界の様子で賭け事に興じ同時に修練を続けるような者ばかりのむさ苦しい場所だ。

 そんな場所の中心付近、より大きな成果を上げてきた者が中心に近付く上之世界に置いて他の英雄を抜き中心区画へ片足を着いた最強近い男が家の中で駒使いと話している。

 駒使いは天使と呼ばれる存在ではなく自らが産み出した魔術生命体、しかし各個としか自意識を内包する超技術の結晶体である。


「あなた様にそう言わしめる男とは相当な存在なのですね。 どちらの御住所ですか? 復活祝いの菓子折りでも・・・」

「ああ、その心配は不要だよ死者じゃないんだから。 彼は亀なんだ、それも普通の亀じゃないよ? レジェンダリータートルさ!」

「レジェンダリータートルと言えばあなた様も丁度数百年前に封印することがようやくだった、と言っていましたね? その時の人物ですか?」

「いや、それは彼の母亀だな。 彼を殺そうと思うなら殺せたよ。 ただし面白そうだから封印したんだ、だって後にボクを持って圧倒される存在へ化けるかも知れないだろう?」

「あ~確かにあなた様が好きそうな展開です」

「だろう? 君も分かるように成ってきたじゃないか誉めて上げるよ」

「痛み入ります・・・」


 上之世界在住の男、『森羅万象の向こう側』と評された橋本 連夜は自立人形オートマトンの頭を数度撫でると立ち上がり何処から出したのか漆黒のローブを羽織る。


「散歩ですか あなた様?」

「う~ん、いや・・・ 強いて言うなら人探しかな?」

「左様で御座いますか、後武運を御祈り致します」

「あれ? 着いてこないのかい? これは意外だ」

「私は屋敷の警護を主任務と考えていますので、私情に動かされる訳にも行きません」

「それもそうだね、それじゃ菓子折りでも持って行くとするよ」

「では早急に御用意致します」


 女の自立人形は言うと部屋を退出し台所の方への歩いていった。

 残された稲瀬は誰にも見られていないのを確認すると首に掛けていたペンダントを持ち上げソコに刻まれた1つの名を見て楽しそうに笑う。


「久し振りに会えるね、前よりも大きくなっているのかな? 大きくなりたいって言ってたもんね。 ボクの小さなお姫様?」


 稲瀬は言って『ニア』と彫られたペンダントに口付ける。


「ボクが教えた魔術も上達してるようで嬉しいよ、また遊びたいねニア?」


 その言葉と同時に稲瀬から放出されら膨大な魔力が、上之世界全土に広がり全体にピリついた雰囲気を与えるが、それはまあ別の話と片付けて良いだろう。

 何にしても彼は数万年関わり続けた友との再開を心待にする。

 それは聖母を思わせるような笑み、虚悪すら何もかも忘れる安らぎの笑みを浮かべると稲瀬は楽しみのあまり下の大陸を半分消滅させた。

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