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第三話PMケネス・J・サリバン前編

ケネス「いくぞフォレスト。気を許すなよ」

フォレスト「わかってるよ」

ケネスはどんな現場でも常にこの言葉を 言っては周りを緊張させた。

そうすることで、自分にも言い聞かせていたのだ。

ケネスは比較的周りとの接触はしない。無駄な馴れ合いは死につながるからだ。 ケネスはどんな現場でも寡黙で常に単独で行動をとることが多く、

ケネス「俺はお前たちに比べ先が長くない。もし俺に何かあっても、俺のことはかまうな。自分の命を優先しろいいな」と周りには注意をするが自らの命を軽くみていた。

これは、良くも悪くも、エンリコはケネスを信頼していたがその行動をいつも心配していた。

そのため二人一組でつかせたのである。 ケネス「おいおかしくないか」

フォレスト「何がおかしんだ」

ケネス「みろこの植物を草が異様にしおれている」

フォレスト「草はしおれるものだろ普通」

ケネス「いいや草がしおれるには何かしらの原因がある。見てみろ。」

フォレスト「うっ、何だこれは」

何者かが通ったようにその道筋の草がしおれていたのだ。

ケネス「これは動物の仕業じゃないな。明らかに化学物質かなにかだろう」

さすが園芸にこっているケネスである。 草木から異変を読みとるなどケネスならではだとフォレストも驚いていた。

ケネス「このあたりの森はおかしい。通信機もうまく使えん。フォレスト俺はこのあたりを調べる。お前は先にいけ。エンリコにあったらこのことを知らせろ。いいな」

フォレスト「しかし…ケネス一人じゃ危険だぞ」

ケネス「大丈夫だ。俺のことは心配するな」

そうゆうと、ケネスはあたりを細かく調べはじめた。

フォレスト「わかった。くれぐれも気をつけろよな」

そうゆうとフォレストは森の中に消えていった。

この行動が後にケネスを苦しめることになるのだが…。

やはりおかしい。

ケネスはふと疑問が浮かんだ。普通人間なら何かを目的に真っ直ぐ歩くものだ。しかしこの道筋は明らかに蛇行しているのだ。

ケネス「いったい何が歩いたらこうなるんだ」

『ウワォー』

ケネスは遠くで犬の鳴き声を聞いた。

ケネス「やはり犬か、いやこの大きさはやはり人間か…」

ケネスはしばらく考えていた。

しかし突然

『ゴゴーガタンガタン…』と列車が走りだす音が聞こえた。 ケネス「列車だと」 ケネスは列車の音がする方へ向かって歩いた。しばらくすると、レールが見えた。

ケネス「ラクーン行きの列車か?だが何故今ここで動きだすんだ」

ケネスには疑問だらけであった。

しかしケネスは流石ベテランである。

瞬時に頭を整理し物事を一つに絞ることにしたのだ。

ケネス「みんなと合流し対策をねるしかないな」

ケネスはすぐにみんなと合流することを急いだ。

これは長年の現場での勘からか ここに居続けてはいけないとそう感じたからだ。 森の中をさまよいやっとのことで、不気味な大きな洋館にたどり着いた。洋館には鍵がかかってなく、ゴージャスなシャンデリアがきらびやかに輝いていた。

ふと二階から

『ウオォー』

いきなり肉が裂けた人間がこちらに向かってきたのである。 突然のことでケネスは銃を構えた。

ケネス「止まれ、止まらないか」

しかしいくら叫んでも止まらないのである。

ケネス「くそっ」

思わず引き金を引いた。

『パンッ』

そして銃をおろそうとしたが、しかし何故かその人間は倒れない。

普通銃で撃たれれば 少なからずひるむものである。

しかしその人間は、一切ひるまずこちらに向かってくるのだ。

ケネス「何だあいつは」

『パンパン』

二、三発撃ち、やっとその人間は床に倒れた。近くにいくとまだピクピクと動いていた。

ケネス「何者だこいつは」

ふと以前見たゾンビの話しを思いだした。

ケネス「こいつがゾンビ…まさかな」

とその時、

二階から

『ドコーン』

「ウワァー」

突然銃声とともに男の叫び声が聞こえてきたのだ。

ケネス「どうなってるんだこの館は」

ケネスは叫び声が聞こえた二階の部屋へとかけあがっていった。

ケネスは自分の行動 がはじめて軽率であったと感じずにはいられなかった…。

ケネス・Jサリバン

前編完


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