第三話RSへり操縦担当エドワード・デューイ
ブラブォーチームの1人エドワード・デューイのストーリーです
エンリコ「いいか、いつどこから襲われるかわからん。みんな一人二組で行動してもらう。リチャードお前は俺とだ」
リチャード「はい」ケネス「じゃあ俺が先にいこう。フォレスト、俺の後ろを頼んだぞ」
フォレスト「まかせなって」
エドワード「じゃあ俺はレベッカのおもり役をしよう」
エンリコ「ああ、頼んだぞ」
リチャード「って言ってるそばからレベッカがいないぞ」
エドワード「まったくあいつは…」
とレベッカを探すため森の中に入った。エドワードは、ヘリの中での落ち着いたレベッカを評価していた。と同時に今付き合ってる彼女ジェシカと重ねていた。
エドワードには、体格に似つかず、ダンスの趣味があった。
そこでパートナーを組んでるジェシカとは、ダンスをきっかけで知り合い、今年中にはプロポーズと決めていた。
ジェシカもダンス中はとても落ち着いているのだが、ダンス以外では天真爛漫でおっちょこちょいでいつもエドワードは手を焼かされていた。しかしそんな彼女がいとおしくてエドワードは世界一愛していた。
その時
エドワード「うっ」ふと強烈な異臭が風にのって漂ってきたのだ。
エドワード「何て臭いだ」
エドワードは臭いがする方へ足を運んだ。エドワードには、はじめからわかっていた。この独特の臭いが何であるかは… エドワード「やはりな」
そう人間の腐乱した臭いである。
エドワードはその死体を調べるのに夢中になっていた。
その時ふっと疑問が浮かびあがった。
エドワード「こいつはおかしい」
エドワードが感じた疑問とは、普通死体は腐乱し始めると肉が腐りはじめるのだが、この死体は表面上は腐っているが筋肉の繊維には腐りがあまり見られないのである。
エドワード「まさかこいつ生きてるんじゃないだろうな」
そう思ったエドワードはその死体に手をかけたその時…
エドワード「ぐうおぉ」
死体だと思っていたものが突然手首に噛みついてきたのである。しかも尋常でない力で。
エドワードはおもいっきり引き離したと同時に手首の半分をその死体に引きちぎられてしまった。
エドワード「ううぁ。何だこいつは」
しかしこの死体ばかりにかまっていられるほどの時間はエドワードには残されていなかった。
『ウワォ〜』
エドワードの血の臭いと叫び声で野犬が こっちへ向かっていたのである。
いつもなら冷静に銃を構えていただろう。しかし銃をもてないほどの怪我と大量の出血、そして今の状況と、エドワードには予想すらできなかった。
ただただ、野犬に噛まれ爪で肉をえぐられながら、逃げ回った。
エドワード「ジェシカ」
とその時森の先に光が見えたのである。 エドワードはその光に向かっておもいっきり飛び込んだ。 レベッカ「エドワード、どうしたのその怪我は」
レベッカは明らかに動揺していた。
無理もないはじめての任務だもんな。
俺だってこの様だ…エドワード「レベッカ気をつけろ。森中ゾンビや野犬の化け物だらけだぞ」
レベッカ「ゾンビや野犬の化け物…」
エドワードは最後の力を振り絞って
エドワード「いいかレベッカ気をつけろ絶対に死ぬなよ…」 彼女に訴えるかのようにレベッカのことをあんじ続けた。 エドワード「すまないジェシカ…」