五月二十八日
新作、東方虹龍洞を買ってきた。
新作の感動をリアルタイムに味わうのは初めてだ。楽しみである。
以下なるべく今作初出の固有名詞を出さないようにしてネタバレにはならないよう気を付けるが、弾幕構成と難易度的な評価にはどうしても触れざるを得ないので未プレイの方は要注意。
実は体験版を軽く触っていたのだが、そのときは2ボスで詰んでいた。弾の挙動が2ボスにしては癖が強く、最下段に陣取っていると横から殴られて死ぬ。
できる限り前に出て弾幕が縦方向移動のうちにすり抜けると楽になるのだが、それはそれでキツいので通常弾幕は全部ボムに逃げることにした。スペカの方が避けやすいのは何か間違っているような気がしてならない。
あと全体的に雑魚が硬い。やはりカードの能力を活用する前提だからだろうか。
そんな感覚があったので、ひとまず伝統的に攻撃力の高いEASYを魔理沙でコンティニュークリアをした。
クリアしたあとでネタバレ見て、体験版と比べて魔理沙だけ強化されてないせいで攻撃力は霊夢と大差ないのに攻撃範囲の狭い最弱機体という評価になっていたことに泣いた。強機体扱いされてる早苗さん触って更に泣いた。妖々夢咲夜B並の別ゲーだこれ。誘導弾が強すぎる。
全体的に分からん殺しを仕掛けられる場面が多く、何が来るか分かっているかどうか、メタを張れるカードを持っているかで体感難易度が乱高下する。初見ではかなりキツく感じたが、何度かやっているうちにそこまで難しくないように思えてきた。
それぞれの面ボスがちょっとずつ変な要素を持っていて、壁になるボスが人によってかなり変わってきそうだ。自分がキツかったのは前述の2面ボスとここから述べる4面ボス。
4面に至っては中ボスからもうおかしい。4面中ボスが耐久弾幕ぶっぱって何? 意味が分からない。
面ボスに至ってはボムによる弾消しが一部効かないし……マスパ撃ち込んで絶望したが、避けやすい感じではある。ボムでゴリ押そうとすると死が見えるだけで、避けようと思えばそこまで難しくはない。でもボム逃げができないのはかなり精神に来る。
6ボスはラストスペル以外が背後から殴ってくる弾幕なので、背後の弾を消せる装備カードを持つとかなり難易度が下がりそうだ。
防御系カードではこれが最強じゃないかなあ。左右の弾を消せる装備カードが若干離れた位置に居るため期待しているほどは役に立たないのに対してこちらは自機にかなり近い。
正直、6ボスが嘘耐久スペル以外あんまり印象に残ってない。ラストスペルは面白そうだったけど、クリア狙いだったのでボムで飛ばしたせいもあるか。
撃破時の演出もちょっと微妙……戦闘の途中で会話が始まったので次がラストスペルだと分かってたけど、撃破した後の背景にまだ何かやらかされそうな底知れない恐怖を感じて警戒していたらクリアだった。なんか、妖々夢なら短歌が読まれそうな感じだったじゃん。
弾幕シューティングにしては珍しく、まっさらなデータから攻略していく体験が面白い作品だった。簡単ではないが、元々ゲームが好きな人にはオススメできる。
どれだけ戦略を組んでもショップの品揃えでガバ運を発揮するとロスに直結するのは面白い調整だと思った。道中やらかしたけど良いカードが引けたから続行みたいなパターンもある。まあ、自分は某チルドレンの端くれなので基本ガバ運なんですけど……




