五月十八日
The Grimoire of Usamiを買ってきた。
アニメイトを30分ほど探し回っても見つからず斜向かいの紀伊国屋に駆け込む羽目になったがそれはまた別の話。
弾幕なんてスクショで見てもよく分からんし、なんて思って適当に様子を見ていたのだが、『正邪が生きてた』とか『リリーや屠自子にようやくまともな台詞がついた』とか言われてて気にならないわけもなく。
このエッセイでは弾幕の話ばかりしていたが、ネットで広まっている東方キャラの基本情報には一通り目を通してあるので多少はキャラや世界観についても知識がある。輝針城を触ったことが無いのに自作の動画にキャラ出してるぐらいだし。
そんなわけで既存キャラ(とりわけ中ボス専用とかのこれまでの書籍で露出が無かった面子)の掘り下げが行われていると聞いて興味が湧いたわけだ。
ここから先は思いっきりThe Grimoire of Usamiの感想を書きまくるのでネタバレが嫌いな人はブラウザバック推奨。
魔理沙の服装がえっちい……
……まじめな話をしよう。
弾幕の並び順にストーリー性があったので、イージーシューターの自分でも一つ一つの意味合いを楽しむことが出来た。当初の懸念だった、弾幕なんてスクショで見てもよく分からんし、はこの内容ならば的外れな指摘だろう。オチも完璧。
審査員側ではズレた発言を連発する妖夢が特に腹筋に悪いとは聞いていたが、自分には笑顔で毒を吐きまくっている咲夜もキツかった。異変のときとほとんど言動が変わらないのは凄いと思う。普段はパワーワードを連発しているくせにこの本ではかなり真面目な早苗を少しは見習え。
普段とのギャップの話をするなら針妙丸も外せないだろう。味噌汁の具だとか、持ち帰ってペットにしたいだとか、脳みそ空っぽ気持ちいいぃぃだとか、ここ最近出番の度にネタばっか積まれてたあの針妙丸が物凄く主役っぽい。
針妙丸の主張を要約すると『ただ美しさを見せびらかすだけではなく緊張感のあるやりとりの中でこそ弾幕は輝くのだ』といったところか。弱者贔屓な隠岐奈はともかく紫も針妙丸に同調している様子なので、幻想郷の管理者的視点からは針妙丸の言い分が正しいらしい。
まあ、本来は命懸けで行わねばならない決闘をできる限り穏便に行うためのルールだしね。弾幕ごっこと呼ばれようと問題はないが、ごっこが本質になってしまっては問題しかないわけで。
あと、正邪。普通に生きてたし普通に針妙丸と連絡取れるし平然と紫と同席してるね。今回は利害が一致してたのもあるだろうけど流石にもう許されたのか。サグメを同族と認識してるのも考察勢にバカ受けで、間違いなく一番目立ってたキャラだろう。
総括すると、出番は多いのに菫子の存在感が薄い本だった。おわり。




